国際宇宙ステーションで日本人初の船長(コマンダー)を務めた宇宙飛行士の若田光一さんから次期コマンダーに指揮権を委譲するセレモニーが日本時間の13日早朝に行われた。
国際宇宙ステーションにドッキングしているソユーズ宇宙船-NASA TVより
旧大宮市出身の若田さんは昨年11月7日から日本人最多となる4度目の宇宙飛行を行っており、3月9日からは日本人宇宙飛行士として初めて国際宇宙ステーションの船長を務めている。
セレモニーではまず、若田さんが66日間のミッションについてクルーや地上管制、ミッションに関わった全てのスタッフへの感謝の言葉を述べた。そして、この間に行った実験を一つ一つ挙げ、その成果を振り返った
若田さんは「この素晴らしいクルーの助けがなければ船長としての任務は達成できなかった」と、クルーへの感謝の言葉を述べた。若田さんから指揮権を引き継いだ宇宙飛行士のスティーブン・スワンソンさんは「彼はとてもファンタスティックなコマンダーだった」と若田さんの船長としての功績をたたえた。
若田さんは日本時間の14日朝に国際宇宙ステーションを離れ、10時58分ごろにカザフスタン共和国のジェスカズガン南東の草原に着陸する予定。