大宮随一の繁華街、南銀座エリアの中ほどに1月24日、居酒屋横丁「酒場140(さかばいちよんまる)」(大宮区仲町)がオープンした。
施設面積は125坪で、2.7坪~9坪の区画に区切って各店が出店する。「やる気や能力があっても資金面などで断念している人が多い。自分の店を、という夢を応援してあげたい」という思いからスタートしたプロジェクトは、1年間の準備期間を経てオープンにこぎ着けた。
現在出店中の6店舗は空揚げ、イタリアン、おでん、馬肉、もつの各料理を提供する。会計システムも共通で、店舗間の移動も自由。中でも鶏空揚げ専門店「鶏虜(とりこ)」はタイにも出店している。今後、11店舗まで拡張する予定だという。
施設中央にはギャラリースペースを設け、アーティストの作品展示などを行う。今後、スノーボードメーカーとのコラボ企画も検討している。
「酒場140」事務局の弓削さんは「ただのシェア物件ではなく、事業計画の作り方から店舗設計、スタート後の経営指導や広告宣伝まで営業に関する全般をフォローするシステム。ここに居続けるのではなく、卒業して自分の店を持つことを目標に頑張ってほしい」と話す。「南銀座という激戦区だが、店舗の特性を生かし積極的にイベントを行うことで集客していきたい」とも。
営業時間は17時~翌5時。日曜定休。