糖質オフメニューをそろえる「康(やす)カフェダイニング」(さいたま市大宮区桜木町2、TEL 048-788-3995)がリニューアルオープンして3カ月が過ぎた。
オーナーの粂康晴さんは、自身が健康診断で「メタボリックシンドローム」であることを指摘された経験があり、糖質制限食に出合い実践。3カ月で18キロ以上体重が減り、体調もよくなったという。今もリバウンドはなく、「病気を薬で治すよりも、食生活の改善で健康になった方がいい」と実感したという。
長年勤務した大手薬品会社を早期退職し「食事で健康をサポートしたい」との思いから、糖質オフのメニューを出すカフェを昨年6月にオープン。当初はカフェメニューのみの提供だったが、「健康をサポートするという目的のためには、夕食も提供できるようにしたい」と考え11月にディナーメニューを加えリニューアルオープンした。
ランチタイムの人気メニューは「日替わりハンバーグプレート」(1,180円)。糖質は約9グラムに抑えられている。「つなぎにパン粉は使わず、アーモンドの粉を使っているので低糖質で香ばしい味になる」と粂さん。「低糖質は食後も眠くならないのでランチに最適」とも。
ディナーでは、「チーズフォンデュ」(1,300円、2人から注文可)が人気。チーズ、肉、野菜をふんだんに提供する。
「糖質オフの食事が健康にいいとはいえ、おいしくないと続かない」と考え、素材にもこだわる。チーズ、肉、卵は厳選したものを各地から取り寄せ、「おいしいメーンで満足感を出している」という。糖質を通常の4分の1に抑えた美食低糖麺のパスタメニューや、大豆の粉を使う低糖質のパンを提供する。
月に2回ほど食べに来るというさいたま市の男性は、「ロードバイクをするので、もう少し体重を落としたい」と低糖質を心掛けているという。「チキンやパスタのメニューをよく食べる。おいしい」とほほ笑む。
粂さんは薬剤師の資格を持ち、食生活アドバイザーの資格も取得予定で、今後食生活改善セミナーや個別の相談にも対応していきたいという。「地域の皆さんの健康に意識を向けるきっかけになれば」
営業時間は11時30分~15時、17時~21時。木曜定休。