大宮区の老舗割烹(かっぽう)旅館「東山」(大宮区寿能町2)で11月27日、「囃子(はやし)・ミーツ・サンバ スペシャル・ライブ・於 東山」が行われる。
大宮公園近くの閑静な住宅街の約4000平方メートルの敷地に立ち、舞台付き100畳大広間のある同館。2014年に創業110周年を迎え、記念行事として「ジャズ・サンバライブ」「三遊亭楽生落語会」を行った。今回は、第3弾として会席料理付き「囃子・ミーツ・サンバ」のスペシャル・ライブを大広間で開く。
「囃子・ミーツ・サンバ」は、日本の伝統的な舞やはやしと、サンバを代表とするブラジルのリズムのコラボレーション。竹生会囃子連によるはやしと舞、川越出身のドラマー・吉田和雄さんを中心に、サンパウロに滞在経験があり、現在はテレビCMなどでも活躍するシキーニョさん(ボーカルとギター)、山根幸洋さん(ベース)による演奏が行われる。
同旅館の篠崎大介さんは「川越に親戚の旅館があり、子どもの時に川越祭りに行っておはやしや舞を見て、素敵だと感じていた。おはやしの太鼓を叩いていた吉田和雄さんが今や本場ブラジルで活躍するジャズサンバのドラマーになっていたということを知り、私自身当時ブラジル音楽も大好きだったので、ぜひ当館で演奏していただきたいと思っていた。一昨年はジャズサンバだけのライブだったが今年は満を持して『おはやしとサンバ』が実現し、私自身とても楽しみにしている」と話す。
同館の若おかみ、篠崎清美さんは「日本のおはやしのリズムとサンバはとても合う。川越ではよく知られた人気のコラボを、ぜひ大宮にも紹介したい。サンバのリズムでノリも良く、子どもも楽しめるので、ぜひ聴きに来てほしい」と呼び掛ける。
食事は旬の味覚を集めた会席料理で、当日のみの特別メニュー。飲み物はソフトドリンク、焼酎、ウイスキー、ハイボール、日本酒、大宮で醸造する氷川ブリュワリーのクラフトビールを用意する。ライブのみ鑑賞も可能で、その場合は氷川ブルワリーのクラフトビールを提供する。
17時開演。料金は、食事とライブ鑑賞=7,500円、ライブ鑑賞のみ=大人2,500円、子ども(幼稚園~小学生)1,500円。子どもメニューは1,620円と3240円の2種類用意する。予約はフェイスブックページ、メール、電話で受け付ける(TEL 080-4132-0890)。