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大宮駅西口で「おもてなしオープンカフェ」-商店主ら、新たなにぎわい創出へ

昨年の開催の様子

昨年の開催の様子

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 大宮駅西口アルシェ裏にあるレンガ通りで4月21日、地域の商店主が中心となって「大宮西口おもてなしオープンカフェ」を開催する。

昨年開催の様子

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 主催は、大宮西口おもてなし実行委員会(TEL 048-825-4131)。地域の商店主らが中心となって組織し、今回で3回目の開催となる。レンガ通りを車両通行止めとし、路上に飲食やくつろげるテーブルと椅子を出し、さまざまな出店や生演奏などで、いつもとは違うにぎわいを創出するのが狙いだ。

 きっかけは、2007年から大宮駅西口周辺で始まった「さいたまカーフリーデー」。カーフリーデーは、自動車が都市の中心部に入れない日をつくることで、車社会の在り方を広く問い掛けることを目的とした、ヨーロッパ発祥のムーブメント。さいたま市では、大宮駅西口正面の道など3カ所を車両通行止めにして、その空間でオープンカフェなどを地域の商店と一緒に開いており、来場者と商店主の双方に好評を博した。

 一方で、カーフリーデーは年に一度しかないため、地域商店主らが中心となって昨年、実行委員会を組織し「大宮西口おもてなしオープンカフェ」を開始した。

 「大宮駅西口は確かに人通りは多いが、大型の商業施設以外への人の流れはまだ改善の余地がある。このイベントを通して、普段はないにぎわいを創出したい」と、実行委員長の荻原さん。荻原さんは通り沿いでネイルサロン「パールツリー」を経営しており、今回のイベントでもネイル体験コーナーを出店する。

 60メートルほどあるレンガ通りには、自家焙煎(ばいせん)のコーヒー、中華料理、カレー、化粧品・エステ、雑貨などさまざまな業種の地域商店が出店するほか、地域の菓子専門学校がスイーツを提供する。生音楽の演奏も予定する。

 「今後は、年に6回程度開催し、大宮駅西口の定期的なイベントとして定着させていきたい」と荻原さん。小さな路地を生かした新たな取り組みが今後も続く。

 開催時間は11時~17時。

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