さいたま新都心のけやきひろば(さいたま市中央区)で5月23日、恒例の「けやきひろば 春のビール祭り」が始まった。
さいたまアリーナ主催(TEL 048-601-1122)による同イベントは、2009年から毎年春と秋に開催し、国内最大級のクラフトビールのイベントとして知られる。昨年は約10万人が来場した。今回で19回目を数え、69ブース350種類のクラフトビールが集結。北海道から沖縄、海外からもブルワリーが出店し、それぞれ自慢のビールを提供するほか、ご当地のフードメニューも提供している。
初日は小雨にもかかわらず、多くのビールファンがビールを楽しんだ。埼玉県内から訪れた20代の男性3人は、小ぶりのカップでさまざまな味が楽しめる飲み比べセットを購入。乾杯で喉を潤した後は「アルコール度数が強いけれど、フルーティーでとても飲みやすい」「外で飲むのがいいね」などと言いながら、ケヤキの木の下でビールを楽しんだ。
同イベント担当者の鈴木一紀さんは「スーパーアリーナ内で行う秋とは違って、春は屋外でスペースが限られているので、特に来場者に人気のブルワリーが出店している。いろいろなビールを飲んでもらって違いを楽しんで、お気に入りのビールを見つけてもらえれば」と話す。「どのビールを飲めばいいか分からない場合は販売している公式ガイドブックのビアチャートのページを見れば好みのビールのスタイルが探せる。割引やサイズアップなどのクーポンもお得」とも。
世界のビールコンテストなどで金賞を受賞した「ペールエール」や、伊勢の天然酵母を使った「ヒメホワイト」などを提供する三重県の「伊勢角屋麦酒(ビール)」のブースには、さいたま市内から訪れた夫婦が来店。「ビール祭りは毎年初日に来ている。事前に出店情報をチェックしてこのブースに来た」と、ビール祭りの開催を喜んでいた。
開催時間は11時~21時(最終日は20時まで)。入場無料。今月27日まで。