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大宮「鉄道博物館」新館開業・本館リニューアル記念式典 安倍首相が祝辞

鉄道博物館のリニューアルオープンを祝うテープカットと同時に列車の警笛が場内に響いた

鉄道博物館のリニューアルオープンを祝うテープカットと同時に列車の警笛が場内に響いた

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 さいたま市大宮の鉄道博物館(大宮区大成町3)で7月4日、新館開業本館改修記念式典が開かれ安倍晋三首相をはじめ約100人の来賓が出席した。

鉄道の未来を語る安倍首相(関連画像)

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 2017年4月に始まった全館順次リニューアル。その集大成としての翌5日の新館オープンの前日に式典は執り行われた。

 新館1階に整然と並ぶE5系新幹線のモックアップ(模型)と山形新幹線400系の実物。重厚で優美な車両を背景にして鉄道博物館の宮城利久館長のあいさつで式典は始まり、続いて安倍首相と清水勇人さいたま市長が祝辞を述べた。安倍首相は日本の鉄道の歴史や、5年後にインドを走ることになる日本の新幹線の技術の高さに触れながら「鉄道博物館がこれからもわが国の鉄道の歩みを後世に伝え、子どもたちからおじいちゃんおばあちゃんにまで、そして世界の人々から末永く愛されることを祈念する」と祝辞を述べた。来賓のテープカットと同時に列車の警笛音が式典会場に響き渡った。

 新館は1階・2階に仕事ステーション・2階に未来ステーション・3階に歴史ステーションとカテゴリー別に構成され、目玉は仕事ステーションの新幹線E5シミュレーターなど多くの仕事体験展示の新設。鉄道の過去・現在・未来を学び体験し楽しむことができる。4階にオープンした「ビューレストラン」では窓から線路を走る新幹線を眺めながら食事を楽しめる。同フロア屋上には展望スペース「トレインテラス」を設け見晴らしのいい眺望が広がる。

 本館の改修では2階に50人収容可能な「てっぱくシアター」を新設し、3Dメガネで迫力のある映像を体感できるようにした。鉄道ジオラマではガラスの障壁を無くし、来館者にとってより親しみやすいものになった。

 リニューアルに当たり、展示面積は従来の1.3倍となり、全館の館内案内充実を図り、鉄道博物館アプリの多言語対応や外国語対応可能なスタッフを配置する。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。火曜休館。入館料は、一般=1,300円、小中高生=600円、幼児=300円。年間パスポートは、一般=5,000円、小中高生=2,500円、幼児=1,000円。

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