静岡おでんを提供する「居酒屋 二十六屋(にじゅうろくや))」(さいたま市中央区上落合8)がランチ時間に提供している「鶏の竜田揚げセット」を、3月25日~29日の5日間、500円で提供する。
同店は2017年11月にオープン。オーナーの海野康彦さんは「立呑み 晩杯屋 武蔵小山本店」(東京都品川区)で1年働いた後に独立。「店では昼間から飲んでいる客もおり、客との距離が近いことに驚いた。個人店の方が話題になりそうだと思い、働きながら物件を探して大宮に居酒屋をオープンした」と話す。
「近隣の人がちょっと飲めて、子どもがいても家族でふらっと入れるアットホームなお店を目指している」と海野さんが話す通り、店内は近隣に住む常連の客でにぎわう。オープンしてから支えてもらった客への感謝の形として、昨年の1周年記念ではドリンク半額の感謝祭を実施した。
今回は「春の感謝祭」として、ランチメニューの中で一番人気のある「鶏の竜田揚げセット」を、通常価格750円のところ500円で提供する。海野さんは「竜田揚げは誰もが好きでポピュラーなメニューとして提供している。唐揚げは4つあり、1個当たりが大きいためガッツリ食べられる」と話す。期間中にランチ時間に来店した客には、4月1日から利用できるランチドリンク無料券も配布する。
「居酒屋 二十六屋」という店名は、旧暦7月26日に月を見ながら飲んだり食べたりするお月見の習慣の一つ「二十六夜」から着想し、居酒屋と重ねて付けた。ユニークな店名をきっかけに客が興味を持ちコミュニケーションが生まれることを狙ったという。店内には海野さんの母が描いた二十六夜の絵も飾る。
海野さんの本家がある静岡県の「静岡おでん」がメインメニュー。しょうゆが入っているため汁が黒く、かつお節の粉をかけて食べるのが主な特徴。同店では関東しかないちくわぶも加えて関東風にアレンジしているという。
「10月の2周年も感謝祭を実施し、メニューを安く提供する予定。感謝祭で来店するきっかけになって店のことを知ってもらえれば」と話す。
営業時間は、平日=11時30分~14時、17時~23時、土曜・祝日=17時~23時。日曜定休。