大宮の春を楽しむ「アートフルゆめまつり」が5月12日、大宮駅周辺12会場で開催された。
パレードであでやかなダンスを繰り広げる春日部市立豊野中学校吹奏学部の生徒
「みんながつくり手、みんなが主役」をコンセプトにした音楽・パフォーマンス・アートの祭典。創造性に富んだ音楽アートなどで潤いある街づくりを進めることを目的とし、今年で12回目を迎える。参加者自ら事前準備や当日運営をするのが特徴で、プロやアマチュア、年齢、ジャンルを問わず参加できる。今回は大宮区役所や高島屋前、そごう大宮店前など12会場で行われた。観覧は無料で、約100団体、1000人を超える参加者と、3万人の観客が会場を訪れおおにぎわいとなった。
実行委員会事務局長の栗原俊明さんは「昨年は天候不良でパレードや一部演目が中止になり、出演者はもちろん観客の方も不完全燃焼となってしまったが、今年は盛況かつ無事終了することができてほっとしている。来年はさいたま国際芸術祭と同時期の開催となり、面白いコラボレーションができるのではと考えている」と期待を込める。
高島屋前会場で演奏した「噂のいちろー」さんは「大宮に住んで6年目になるが、大宮には楽しいイベントが多い。このイベントも前から見に来ていて、今年は演奏者として初参加した。見るのも参加するのも楽しいイベント」と振り返る。「来年も参加したい」とも。