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大宮で埼玉初「日本SF大会」 SF賞「星雲賞」や「暗黒星雲賞」授賞式も

暗黒星雲賞授賞式の様子

暗黒星雲賞授賞式の様子

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 SFファンによるイベント「第58回日本SF大会 彩こん(Sci・con)」がソニックシティ(さいたま市大宮区桜木町1)で7月27日・28日に開催された。

暗黒星雲賞でコスチューム賞のりんさん(関連画像)

 1962(昭和37)年の第1回大会以降、毎年場所を変えて開かれている同大会。最初期には小松左京さん、星新一さん、筒井康隆さんといった著名作家が参加していたことや、その後も大会スタッフから多くの著名人を輩出していることで知られる。埼玉県での開催は今回が初。

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 事前申し込みおよびゲストで1000人近く、2日間の当日参加および一部のプログラムに参加するスポット入場、無料スペースの参加を合わせ、2日間で延べ2500人の参加があったという。

 大会ではSFおよびその周辺ジャンルを中心に、小説、漫画、アニメ、特撮などのメディアを扱うプログラムを用意。その内容はコンサート、講演会、即売会、作品展示、作家を囲んでの茶会と多岐にわたった。

 27日には城西大学経営学部の石井研究室との共催で、各地のローカルヒーローが集合するイベント「ローカルヒーロー博覧会」、28日には、デビュー50周年を迎えたアニメソング歌手・堀江美都子さんが、教授を務める洗足学園音楽大学声優アニソンコースの学生と共にミニコンサートを行った。「キャンディ・キャンディ」「花の子ルンルン」など、およそ1000曲に上るアニメソングを歌ってきたことから、「アニソンの女王」として知られる堀江さんの歌声を聞きに来た人で会場は満員となり盛り上がった。

 2日間の締めとなる、小ホールで行われた「各賞発表および閉会式」では、シール大賞、空想科学小説コンテスト、センス・オブ・ジェンダー賞、レトロ星雲賞、暗黒星雲賞など、同イベントではおなじみの各賞の発表があり、発表ごとに、笑い声や掛け声が上がり会場全体で盛り上がった。

 同大会に関連する参加者や物や出来事など、何にでも賞をあげてしまおうという趣旨で1991(平成3)年の大会から行われている「暗黒星雲賞」は、参加者の投票により決定する。今年は、「企画部門賞」に令和姫さん、「ゲスト部門」にシルヴァン・ヌーヴェルさん、「コスチューム部門」にりんさん、「幸運部門」に柴崎英之さん、「自由部門」は参加者たちがなかなかたどり着けなかったということで「小ホールへの道」が選ばれた。

 コスチューム部門で受賞したりんさんは、5年連続の受賞。「せっかく参加するなら目立ちたい。SFの文化の一つとして、これからも続けていきたい」と来年に向け意欲を見せた。

 愛知県から参加した渡来夢吉さんは「古い知り合いにも会える機会で、ライフワークのように参加している。自分探しともいえるかも」、大阪から参加したいさなさんは、「アニメの有名な会社の方やプロの作家の方も一般の参加者としているので普通に交流ができる貴重なイベント」と話す。

 出山知宏実行委員長は「19年間裏方としてイベント運営に関わってきて、今回埼玉県での開催となり2年前から準備してきた。終わってしまうのは名残惜しいが、皆さんには楽しんでいただけたのではないかと思う。来年以降も引き続き関わっていきたい。皆さんにお会いできるのを楽しみにしている」と2日間を振り返った。

 次回は2020年8月22日~23日、福島県郡山市で行われる。

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