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大宮で体験型ゲームイベント 昭和~平成のゲーム、世代超え楽しむ

「キラキラスターナイト ふるさと納税 ふじみ野版」と作者のRIKIさん

「キラキラスターナイト ふるさと納税 ふじみ野版」と作者のRIKIさん

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 体験型ゲームイベント「埼玉ゲームシティ」が3月2日・3日、ソニックシティ(さいたま市大宮区桜木町1、TEL 048-647-4034)で開催された。主催は埼玉県産業文化センター。

ドット絵で描かれたふじみ野市章

 ソニックシティのオープン30周年記念事業として、川口のSKIPシティを運営するデジタルSKIPステーションとの共催で行われた同イベント。対戦型コンピューターゲームで競う「eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)」を中心に、ヘッドマウントディスプレーを装着してプレーするAR(拡張現実)ゲーム「ハドーモンスターバトル」をはじめとする最新ゲームの体験会や、レトロゲームの展示、プログラミングを学ぶワークショップなどを展開。家族連れを中心ににぎわった。

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 ステージではeスポーツ選手によるエキシビションマッチやゲーム実況も行われ、埼玉県富士見市PR大使で声優の飯田里穂さん、埼玉特命観光大使の藤咲彩音さん(でんぱ組.inc)、ゲームライターのローリング内沢さんらが会場を盛り上げた。

 同センター事業企画課の田中康士郎さんは「ソニックシティでは毎年アニメと漫画の祭典『アニ玉祭』を開催している。共催のSKIPシティではゲームの展示が行われており、コンテンツ面で連携できるのではと考え、今回のイベントを企画した。初のゲームイベントで、親の世代にどう受け取られるか不安もあったが、2日間とも多くのファミリー層が来場し、関心の高さを感じた」と話す。

 準備段階ではゲーム画面の表示に適した性能のスクリーンやプロジェクターの手配に加え、格闘ゲーム「ストリートファイターV アーケードエディション」では、実際にプレイしないと現れないキャラクターをエキシビションマッチに向けて使えるようにするため、スタッフが事前に時間をかけてゲームをクリアするなど、最先端のゲームを扱うイベントならではの苦労があったという。

 第1展示場の体験コーナーには、ゲームメーカーのほか、個人のゲーム制作者や、eスポーツを通じて子どもが活躍できる居場所作りに取り組む団体が出展。RIKIさんが展示した「キラキラスターナイト ふるさと納税 ふじみ野版」は、インターネット通販で即日完売した自作のファミコン用アクションゲームを、ふるさと納税の返礼品用にリニューアルしたもの。ふじみ野市の返礼品の中では一番人気で、起動時にはドット絵で描かれたふじみ野市章が表示される。

 RIKIさんは「普段ゲームを購入してくれる人は40代以上が多いが、今日のイベントでは小さな子どもがたくさん体験してくれた。もともと子どもに遊んでもらいたいと思い制作したゲームなのでうれしい」と声を弾ませる。

 第2~4展示場の「あそぶ!ゲーム展 ステージ1:デジタルゲームの夜明け」では、世界初の商業用アーケードゲーム「コンピュータースペース」、1970~80年代のヒット作「スペースインベーダー」「パックマン」などの貴重な筐体を展示。実際に遊べるものも20台以上あり、当時を懐かしむ大人に加え、平成生まれの子どもたちが懐かしの名作に行列した。

 田中さんは「インベーダーゲームをおじいちゃんがクリアして、それを見ていた孫が驚き沸き立つ場面もあった。昔遊んだゲームを子や孫と一緒に楽しむいい機会になったのでは」と話す。

 田中さんは2日間を振り返り、「eスポーツに取り組む行政団体は少ないが、勝敗が決まるたびに拍手が起きる様子を目にして、その可能性を実感した。楽しみながら、うまく地域の振興につなげていきたい。今回のイベントが裾野を広げるきっかけになれば」と期待を寄せる。