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大宮・氷川参道沿い「熊谷珈琲」が10周年 自家焙煎コーヒーで憩いの場を提供

笑顔の店主熊谷さん

笑顔の店主熊谷さん

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 大宮・氷川参道沿いのスペシャルティコーヒー専門店「熊谷珈琲(コーヒー)」(さいたま市大宮区浅間町2)が10月20日で10周年を迎えた。

水面に緑が映る窓際でフレンチプレスのコーヒーを(関連画像)

 スペシャルティコーヒーを店内で自家焙煎(ばいせん)して提供する同店。大学時代からコーヒー店で働いていたという代表の熊谷典行さんが、景色が良く緑豊かでロケーションの良い現在の場所を気に入り、2009(平成21)年に店を構えた。

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 14席の店内では、プレンチプレスで入れたコーヒーを提供する。フレンチプレスを使うと誰が入れても技術の差が出ない一方、コーヒー豆本来の味が出るため、ごまかしが利かなくなるという。一番人気の「クマガイコーヒーブレンド」(520円)は、深煎(い)りでも苦みが少なく飲みやすいのが特徴。そのほかにも約15種類のコーヒーを用意する。

 テークアウトでは、エスプレッソを使ったブラックコーヒー(350ミリリットル=190円)や、牛乳を加えたラテ(同370円)が人気。近所に住む男性は「子どもの送り迎えの際にテークアウトをよく利用しているが、このコーヒーのためだけに足を運ぶこともある。本当にコーヒーがおいしい」とほほ笑む。

 オープンから3年ほどたったころからは、店内にドイツ製の焙煎機を導入し、自家焙煎を始めた。焙煎したコーヒー豆は販売もしている。コーヒーに対するこだわりについて、熊谷さんは「個性はあるが主張しすぎない、いつでも飲むことができて飲み疲れしないものを提供している」と話す。

 朝や夕方は地域の人、昼には氷川参道の散歩をしに来た人の利用が多い。東日本大震災の際には、地震直後で不安を抱えた近所の人々が店内へ集まり、憩いの場になっていた。その際に熊谷さんは「やってくる人が元気をもらえる、ほっとする場所が必要だと思った。今後もそういう店であり続けたい」と感じたという。

 2017(平成29)年11月には、浦和パルコ(さいたま市浦和区東高砂町)に2号店も出店した。「開店して10年たった現在、これからは自分たちのために店を運営するだけでなく、従業員を育てていきたい。ゆくゆくは『埼玉でコーヒーといえば熊谷珈琲』だと言われるようになりたい」と意気込む。「小さいお子さんから高齢の方まで、幅広くいろいろな人々が来ている。コーヒー以外の飲み物やスイーツも用意しているので、気軽に遊びに来て自由に楽しんでいただければ」とも。

 営業時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は7時~)。月曜定休(祝日の場合は翌日休み)。

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