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さいたまの料理店「二木屋」のひな祭り一般公開中止 コロナウイルスの影響考慮

ひな人形展示の様子

ひな人形展示の様子

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 所蔵コレクションのひな人形を約1000体展示する会席料理店「二木屋」(中央区大戸4、TEL 048-825-4777)の「ひなまつり一般公開」が新型コロナウイルスの影響を考慮し、中止となった。

ひなまつり会席の一品

 元からあった古い日本家屋を活用し、1998(平成10)年から営業している同店。母屋は1935(昭和10)年に建てられ、増築を経て今の形となり、日本国登録有形文化財に指定されている。郷土玩具コレクターで元オーナーの故小林玖仁男さんが全国各地から集めたコレクションで季節の伝統行事に合わせ客室を飾り付けをする「季節ごとの室礼」も、店の魅力の一つとして客を楽しませている。

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 コレクションの中でもひな人形の数は一番多く、古い由緒あるものから、お土産で買える気軽なものまで2000体以上所蔵しているという。「せっかくなので地域の人たちにも楽しんでもらいたい」と、毎年この時期にひな人形のコレクションを2005(平成17)年から一般公開し、昨年は約1500人の来場者があったという。今年は2月27日から3月3日までを予定していた。

 オーナーの森田まり子さんは「毎年行っているので、近隣の皆さまをはじめ、このために遠くからわざわざ見に来てくださる人もいるので、ぎりぎりまで悩んだが、お客さま、スタッフのことを考え、今年は中止とした。本当に申し訳ない」と話す。一般公開は断念したが、通常通り営業はしており、食事客への室礼としては例年通り飾っている。

 創業者の小林さんは長らく闘病中だったが、2019(平成31)年3月にひな祭りの展示を見届けた後、永眠した。森田さんは「ここ2、3年は体調も悪く現場に立つことも少なくなってはいたが、『最後の一手』を指示してもらえるという安心感があった。二木屋は小林の独特な世界観のセンスが詰まった場所。いなくなってしまった現実は大きいと感じた一年だった」と振り返る。「自分たちを信じて進んでいくので、引き続き二木屋を楽しみに訪れてほしい」とも。

 同店では季節に合わせた室礼のほか、能、コンサート、盆栽教室、絵の教室などイベントも多く行っている。3月21日に予定されていた「小林玖仁男メモリアル 大藏流狂言 ひな祭り」は開催中止となっている。以降の開催についてはこれから検討していくという。

 営業時間は11時~15時、17時30分~22時。

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