ビジネスプランコンテスト「『世界を変える起業家』ビジコンinさいたま2020」の応募が始まっている。主催はさいたま市産業創造財団(さいたま市中央区下落合5)。
さいたま市から世界や業界、地域の常識を変えるビジネスを展開する起業家発掘の目的で2018(平成30)年に始まり、今回で3回目。海外展開やインバウンドにとどまらず、業種や業界という「世界」を変える、地域という身近な「世界」にイノベーションを起こすビジネスプランを募集する。
応募資格は、さいたま市内に事業所を持つ個人事業主または法人、応募時点から1年以内に市内に事業所を開設する予定のある個人事業主または法人。募集対象は、応募時点で1年以内の実施を見込むビジネスプラン、応募時点で売り上げ計上から3年以内のビジネスプラン。
審査基準は「『世界を変える』独創性や革新性があるか」「新たなニーズやマーケットを生み出すビジネスか」「社内外に応援してくれパートナーがいるか」「ビジネスモデルが分かりやすく、収益性が期待できるか」「経営者に熱意と実行力を感じるか」の5視点。
同財団の福田裕子さんは「優秀なビジネスプランを選び出すよりも、今年はウィズコロナ・アフターコロナの新たなビジネスを一緒に考えブラッシュアップするためのサポートを充実させている」と話す。
表彰は、「グランプリ」「地域を変える起業家賞」「女性起業家賞」「若手起業家賞」「オーディエンス賞」「審査員特別賞」のほか、各協賛団体からの賞も用意する。受賞者には同財団のアドバイザーや外部専門家、メンターなどによる無料経営相談サポート、金融機関とのビジネスマッチング、マスコミ向けPR、当財団が主催する各種セミナーなどを通じ、受賞後3年間支援する。
応募プランの書き方が分からない人やブラッシュアップを希望の人は、同財団のアドバイザーなどが無料で対面もしくはZoomでアドバイスを受けられるほか、財団主催の各種セミナーを無料で受講できる。審査を通過できなかった場合も、ビジネスプランの実現に向けて、アドバイザーからの個別アドバイスが受けられる。
福田さんは「『これをやりたい』という強い思いのある人、走りながら考える行動力のある人に応募してもらいたい。今は資金も人材もノウハウも足りなくても大丈夫。これからどうやって、あなたの事業の味方を増やしていくか、一緒に考えていければ」と応募を呼び掛ける。
募集期間は11月18日17時まで。第1次審査会が12月下旬、第2次審査会が2021年1月27日、最終審査会および授賞式が3月10日にさいたま市文化センター小ホールで行われる。応募説明会は10月17日=10時~、25日=22時~、31日=11時~。全てオンラインで実施する。要参加申し込み。