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上尾の田中花園、シクラメンの出荷が最盛期 生産直売も

田中花園を経営する田中俊助さん

田中花園を経営する田中俊助さん

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 上尾の田中花園(上尾市西宮下4、TEL 048-771-1293)で現在、シクラメンの出荷が最盛期を迎えている。

田中俊助さんの祖父の田中勲さんが開発したシクラメンの新品種「プルマージュ」。

 3反(=約3000平方メートル)の広さに農業用温室ハウス6棟を備える田中花園は1963(昭和38)年からシクラメンの栽培に取り組み、埼玉県知事賞や特賞・生産技術賞など数々の受賞歴がある。シクラメンは10月から4月に掛けて長く咲き続ける花で、歳暮の贈答用やクリスマス向けなどに人気がある。

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 3代目の田中俊助さんは現在27歳で、埼玉県内の花園の代表者としては最若手。「今まで難しいとされていた時期や地域で、花をきれいに咲かせて、そのブランディングやコンセプトも明確にしていくことで、より高い価格で出荷することができる。花産業は面白い」と話す。俊助さんの代になり、シクラメン以外にも試験的に栽培し始めた花も含めると約60種類の花を栽培するようになったという。

 「シクラメンの品種改良は欧州で盛んだが、日本でも新品種を開発した人がいる。そのうちの一人が祖父の田中勲で、『プルマージュ』と名付けたワインレッドと白のコントラストがあるシクラメンの品種。花びらが羽根のように見えることから、フランス語で羽根の意味として名付けた」と話す。今までシクラメンの花は1色咲きが多かったが、コントラストのあるシクラメンは20年以上前の品種の開発当時は珍しかったという。

 市場への出荷が中心だが、花園の横に設けた生産直売所で直接販売も行っている。今年はコロナ禍の影響もあり、ガーデニング用の需要も多いという。来年には、近くのガソリンスタンド跡に実店舗も開店する予定だという。

 生産直売所の営業時間は9時~17時前後(日没まで)。12月15日ごろまで営業する。

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