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さいたまの小学校で一斉給食 さいたま市産ヨーロッパ野菜味わう

さいたま市学校給食統一献立~10万人でいただきます!給食

さいたま市学校給食統一献立~10万人でいただきます!給食

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 さいたま市内の全公立小中学校162校に同一メニューを提供する「さいたま市学校給食統一献立~10万人でいただきます!給食」が11月20日、実施された。

さいたま市一斉給食の献立

 さいたまヨーロッパ野菜研究会と地域貢献に取り組む埼玉県内のシェフ18人から成るグループ「シェフクラブSAITAMA」、教育委員会が2018(平成30)年に協力して始めた同取り組み。3年目の今年も、さいたま市産のヨーロッパ野菜・カリフローレとさつまいもを使う「さいたまシェフズカレー」「さいたまカリフローレサラダ」の2品が提供された。

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 さいたま市岩槻区の新和(にいわ)小学校(さいたま市岩槻区尾ヶ崎)では、児童たちが給食着にマスクを着用して次々に給食を受け取り、全員の用意が整うとおいしそうに食べ始めた。新型コロナウイルス感染症拡大予防で「話すときはマスクを着けて」と指導を受けているため食事中は静かに食べる様子が見られた。6年生の眞々田瑠果さんは「いつものカレーと違って少し辛かった。ヨーロッパ野菜は家では食べたことはないので珍しい」、飯山こころさんは「甘くも感じた。家族がヨーロッパ野菜を作っている人を知っているので、ヨーロッパ野菜は食べたことがある」とほほ笑む。担任の小松侑樹教諭は「生産者への感謝気持ちを持ってもらうよう教えている」と話す。

 同小学校は、「学校における食育」の取り組みの指定校として、2019(平成31)年から食育の推進に取り組み、一斉給食のほかにも自ら校内に畑を作り、児童が自分たちで野菜の栽培活動を行う。3年生のクワイ栽培、4年生の小松菜栽培、5年生は近くの田んぼで岩槻産コシヒカリの田植えを行っている。収穫物は給食などで実際に食べている。

 同校の栄養技師の与口裕香さんは交流会を前に独自でシェフ・生産者の紹介動画を作成。事前に児童たちに見てもらっていた。与口さんは「準備をしたことで、シェフ・生産者がヨーロッパ野菜を持参して来校した際、児童たちが『ヨーロッパ野菜の人だ』と興味を持ってくれた」と話す。与口さんが毎朝書く手書きの当日献立表はイラストもあり読みやすく、豆知識も盛り込んで児童の関心の高まりに一役買っているという。11月25日には同校栄養技師による「ヨーロッパ野菜を使用した献立」も実施した。

 新和小学校は全校生徒数194人。三村美延校長は「岩槻は農家も多く、給食に野菜を提供してくれる方もおり、地元のものを食べることができる。田植え体験をすれば、本物の大型農業機械を見せてくれることもあるなど、地域の方のお陰で恵まれた環境にある。子どもたちも興味や関心を持っており、食べることが大好き」とほほ笑む。「今も学校の畑にはヨーロッパ野菜が育っている。収穫が楽しみ」とも。