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さいたま市で竹とんぼ大会 冬空にスーパー竹とんぼが飛ぶ

冬の空に飛んでいけ、竹とんぼ

冬の空に飛んでいけ、竹とんぼ

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 毎年恒例「竹とんぼ飛ばし大会」が12月13日、大宮第2公園の軟式野球場(さいたま市大宮区寿能町2)で開催された。主催は大宮第二公園と埼玉竹とんぼ協会埼玉県本部「埼玉竹とんぼの会」。

竹とんぼ飛ばし大会の参加者の皆さん

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 競技用の「スーパー竹とんぼ」は従来の竹とんぼをより長く、遠く、高く飛ぶように改良した竹とんぼ。2020年に生誕100年を迎えた工業デザイナーの故・秋岡芳夫さんが1980年代に考案して全国に広まった。大会では滞空時間20秒、高さ40メートル、距離50メートルを目指して競技が行われる。

 競技用竹とんぼは竹や木の羽根にさまざまな金属や素材を象がんしてよく飛ぶようにした「象がん竹とんぼ」と、羽根も軸も竹のみを使った「純竹とんぼ」の2種類ある。参加者の男性は「竹とんぼ作りはバランスが大事。羽根と軸の重さ長さのバランス、重量配分や空気抵抗を考える」と言う。

 埼玉竹とんぼの会が所属する国際竹とんぼ協会のウェブサイトでは、スーパー竹とんぼの作り方を紹介している。古くからの竹とんぼと異なり、スーパー竹とんぼはほんの少し軸に回転を加えるだけでより高く遠く飛んでいく。風の無い晴天に恵まれ、会場では子どもや女性の参加者も竹とんぼ飛ばしを楽しんでいた。

 今回の大会では象がん竹とんぼと純竹とんぼで滞空時間と距離、的当てと的入れの計6種の競技が行われた。3歳の幼児から大人まで22人が参加、東京・千葉・神奈川から駆け付けた参加者もいた。埼玉県所沢市から家族で参加した女性は「とても楽しかった。娘2人がはまってしまった。参加してよかった」と笑顔で話した。

 同会の荒川忍さんは「一般の方も参加してくださり開催して良かった」と話す。会では毎年夏と冬に竹とんぼ飛ばし大会を開催し、展示会を行い、会員の作る竹細工の紹介をしたり、竹とんぼ作りのワークショップを行ったりして、子どもたちに竹とんぼ作りと遊びの楽しさを伝えている。大宮第2公園内のギャラリーでは美しい竹細工や竹とんぼが展示された。

 2021年1月6日~31日には、さいたま市見沼区のそば処くろむぎ・ギャラリー久呂無木で「竹とんぼ展」を開く。

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