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上尾の私設プラネタリウムが閉鎖の危機 投影室貸し切り利用呼び掛けも

ミニ・プラネタリウムと館長の糸賀さん、学芸員の高橋さん

ミニ・プラネタリウムと館長の糸賀さん、学芸員の高橋さん

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 私設プラネタリウム「星と宇宙のミニ博物館 青星(あおぼし)」(上尾市原市、TEL 048-872-6700)が現在、閉鎖の危機に直面している。

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 2018(平成30)年6月にオープンした同館。館長の糸賀富美男さんは同年3月まで、大宮にあるさいたま市宇宙劇場の館長を務めていた。同施設の指定管理者交代に伴い退職し、私設プラネタリウムを設立した。

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 同館ではこれまで、ミニ・プラネタリウムでの番組プログラム投影、ワークショップ、星や宇宙に関係する展示、天文・宇宙グッズ販売のほか、出張プラネタリウム、出張授業、出張観望会なども行ってきた。

 草加市の渡辺教具製作所が製作した、大きな傘型ドームに、プロジェクター「どこでもドーム」を合わせたミニ・プラネタリウムで行う投影は、専用ソフトを使い、さいたま市宇宙劇場で解説員をしていた学芸員の高橋洋子さんが解説を担当する。寝転んだまま見られるミニ・プラネタリウムの定員は5~6人。基本的な投影メニューはあるが、見る人の希望に合わせて高橋さんが即興で解説する。

 高橋さんは「上尾の今日の星空はもちろん、紀元前の星空、宇宙へ飛び出したり、上尾に宇宙から戻ったり、自由自在に星空を駆け巡ることができる。カーテンを調節し真っ暗にしないこともできるので、小さなお子さまも泣いたりせず楽しんでもらえる」と話す。

 ミニ・プラネタリウム投影室は貸し切り利用にも対応する。これまでも、大学のサークルが利用したり、「サプライズプロポーズ」に使われたりしたという。

 出張プラネタリウムは、主に保育園や幼稚園からの依頼が多いといいコロナ以前は月2回くらい、夏の時期は週1回のペースで呼ばれていたというが、昨年は、依頼が半分ほどになったほか、施設への来場者も激減した。糸賀さんは「地域の人が来場を控えたほか、県外から来てくれていた星好きの人も来られなくなってしまった」と肩を落とす。

 「最初の2年くらいは赤字覚悟で運営していたが、これからという時にコロナ禍に見舞われた。このままでは、施設運営が続けられない。5月いっぱいくらいが限界かもしれない」と糸賀さん。「出張事業は継続できるかもしれないが、気軽に誰でも来てもらえる場所として、本当は施設も続けていきたい。小さいながらも本格的な投影を、家族や友達と貸し切りで見ることもできる。車で来てもらったら、人込みは通らないし、換気や消毒の対策ももちろん行っているので、コロナ禍のお出掛けとして来てもらえたら」と呼び掛ける。

 観覧料は、一般(小学生以上)=300円、未就学児(3歳以上)=200円(以上、45分番組の場合)、30分番組は、一般(小学生以上)=200円、未就学児(3歳以上)=100円。貸し切り利用料金は、土曜日曜祝日・平日午前2時間=10,000円、1時間=6,000円、平日午後2時間5,000円、1時間=4,000円。(など、日程要相談)。「ピンホールカメラ」「宇宙ちぎり絵」「手作り地球儀」「手作り望遠鏡」などの各種ワークショップも随時受け付けている。

 営業時間は、平日=13時30分~18時(月曜・金曜は17時まで)、土曜・日曜・祝日=10時~18時。火曜・第3水曜定休。

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