ご当地カプセルおもちゃ「大宮ガチャ」の第2弾が6月1日、発売され、第1弾に続き話題となっている。
第1弾に引き続き、大宮区に拠点を置く企業やロゴやマスコット、武蔵一宮 氷川神社などの地域の名所をかたどったキーホルダー全8種のカプセル。旧大宮市時代のマスコット「こりすのトトちゃん」は、原作者の絵本作家あすかけんさんが今回の企画のために描き下ろした絵を使ったり、ラーメン店日高屋の裏面は前身の来々軒(さいたま市大宮区)であったりと、デザインもオリジナル。2017(平成29)年に閉店した大宮中央デパートや紳士衣料店のヤングショップダイマルといった老舗のロゴも加わった。
大宮を盛り上げるきっかけになればと大宮駅西口駅前のショッピングセンター、アルシェがキャラクターグッズなどの製作販売をするジェットワークスと共同開発した同商品。企画に携わったアルシェの佐藤成美さんは「第1弾の反響がとても大きく、正直驚きを隠せない。当初はなぜ人気なのか謎だったが、根強い大宮への愛ではないかと思う。第2弾も大宮愛がより強いラインナップを打ち出した」とほほ笑む。
第1弾の販売個数は初日2日間で1000個を売り上げ、現在も販売している。発売当初は常に購入者が絶えず、まとめ買いをする人もいて、佐藤さんが補充に回るも追い付かない事態となったという。大宮区限定発売ということもあり、遠方から足を運ぶ購入者も目立ったとも。第2弾の発売初日も平日にもかかわらず発売開始から1時間ほどで補充するなど、客足は絶えなかった。
熱心にガチャマシンを回していた大宮区在住の夫婦は「生まれも育ちも大宮なので、ラインアップが懐かしい」と、目当ての商品を手に会心の笑みを浮かべた。
第1弾の反響と第2弾販売開始を受けて、ご当地グッズとして販売したいと各地域の自治体や企業から問い合わせもあるという。佐藤さんは「大宮を盛り上げたいという願いから生まれた『大宮ガチャ』がこのような形で話題を生み、とてもうれしい。第3弾、4弾とガチャを出し続けていきたい」と話す。
すでに第3弾の企画は始まっており、発売は秋ごろの予定。佐藤さんは「第2弾で商品化に間に合わなかった施設や企業が登場するかもしれない。楽しみに待っていてほしい」と自信をのぞかせる。
価格は1個300円。マシン設置場所は現在、アルシェ大宮、ビックカメラ大宮西口そごう店、大宮西口DOMショッピングセンター、まるまるひがしにほん 東日本連携センターの4カ所で、今後増やす予定。