J1大宮アルディージャのマスコット・アルディが、埼玉県赤十字血液センターから「献血応援団」キャプテンに任命された。
埼玉県内では年間約25万人の献血が必要とされており、大宮駅西口の_2つの献血ルームではその4分の1にあたる約6万人の献血がある。以前は20代が献血を支えてきたが、近年特に若者層で献血数が減少し、中高年が支える構造に変化している。血液は3週間程度しか保存できず大量保存することができないため、「継続的に献血に参加してもらうことが必須」となる。このため、「若い年齢層への理解の促進と参加を呼び掛けるため、若者に人気のあるアルディに協力を要請したところ快諾していただいた」と同センターの芝池伸彰所長。
9月22日に「大宮献血ルームウエスト」で行われた就任式では、所長から任命書が授与され、やる気に満ちた表情で参加者にガッツポーズを見せた。
続いて行われた献血体験では、通常の献血の手順をアルディが順に体験。問診や事前説明では余裕の表情だったアルディも、初めて入る献血ルームでは緊張の表情を見せた。それでも、献血を終えるとホッとした表情で自身の献血カードを披露した。
同席した大宮アルディージャの鈴木茂社長は「Jリーグのマスコットでも、献血応援団のキャプテンに就任したのはアルディが初。アルディ・キャプテンのもと、チーム一丸となってPRに協力したい」と話した。
大宮アルディージャでは、10月19日に熊谷陸上競技場で開催される大分トリニータ戦の会場に設置される「献血PRブース」で引換券を配布。これを持って大宮駅西口の献血ルームで献血すると、オリジナルタオルマフラーが進呈されるキャンペーンを行う。詳しくはホームページで確認できる。