大宮公園近くの「ギャラリーエル・ポエタ」(さいたま市大宮区高鼻町2)で現在、「コヤマ大輔水彩画展」が開催されている。
コヤマ大輔さんは、幅広い年齢層に絵画・工作を教えながら、毎年横浜・千葉・銀座で個展を開催するなど画家としても活動。「水彩画は、直感的に描けるところが魅力。水が勝手に模様をつくり、思いがけず良い絵になることもある。いまだに自分自身、遊びの延長で楽しみながらやっている」とコヤマさん。「絵の具の色そのものが美しいので、初めての方でも気軽に水彩画を楽しんでもらいたい」と、現在数か所で水彩画教室を開いている。
埼玉県内では初となる今回の個展は、来年6月から同会場で水彩画教室の講師務めることが決まったのをきっかけに実現した。会場には花の絵を中心に緑や人物など、印象の異なるさまざまな水彩画作品が並ぶ。コヤマさんは「さまざまな対象や表現の作品を通して、絵柄のバリエーションを見てもらうことで、水彩画の多彩な魅力を知ってほしい」と、意気込みを語る。また、同展は埼玉県内の若手芸術家を支援する「さいたま美術展「創発」プロジェクト」にも参加している。
利用客の一人は「水彩画の先生と話せてうれしかった。気になった色や表現の技法についても、気さくに教えてくれた」と満足気だ。
開場は11時~18時(最終日は17時まで)、火曜と12月10日は休廊。今月15日まで。