公共空間利活用の社会実験が11月12日、大宮駅東口で行われる。主催はまちづくりスクール「ストリートデザインスクール」。
アーバンデザインセンター大宮(UDCO)が主催する同スクールの受講生12人が行う同プログラム。同スクールで4カ月間にわたり公共空間利活用について学んだことを生かし、古着店出店プログラム「OMIYA STREET WARDROBE(オオミヤストリートワードローブ)」、飲食店出店プログラム「SANKITA CROSS POINT」の2つを行う。
同スクールでは、大宮在住・大宮勤務の人を中心とした個人事業主、学生など、幅広い所属と世代からの参加者が公共空間の利活用について4カ月にわたって学んだ。最後の実践カリキュラムとして同プログラムを企画・運営する。
大宮門街(さいたま市大宮区大門町2)前の歩道部分では、歩行者空間の利活用として「OMIYA STREET WARDROBE」を行う。大宮の一の宮通りを中心とした古着店10店が古着を販売するほか、生地を使うワークショップを行う。キッチンカーも出店。UDCOの高橋卓さんは「古着店が門街前という目抜き通りに出店することで、来訪者は大宮にある古着文化を知るきっかけとなる。会場で配布される古着店マップを片手にまちを巡ることで、まちなかに人通りを作りウオーカブルなまちづくりに貢献する」と話す。
宮町2丁目道路予定区域では、道路予定区域利活用とエリア価値向上を目的に「SANKITA CROSS POINT」を行う。住宅地に個性的な店が点在する氷川参道北部エリアを新たに「さんきた」と名付け、エリアの認知と活性化のきっかけを作る試み。地域の飲食店3店が出店する。
高橋さんは「大宮の古着文化と個性あふれる店主に出会うことができ、大宮駅から少し離れたエリアの魅力を知ることができる。パブリックスペースを使った2つの社会実験を巡りながら、大宮の街なかにある魅力をたくさん見つけに来てもらえたら」と来街を呼びかける。
開催時間は11時~16時。雨天決行。荒天の場合は翌13日に開催。