大宮の洋菓子店「ヴァン アグレアーブル」(さいたま市中央区上落合8)が12月9日で1周年を迎える。
埼玉県で生まれ育った安藤友紀さんが2021年12月にオープンした同店。安藤さんは「高校と専門学校で製菓を学んだ後、県内のケーキ店3店で修業した。本格的なフランス菓子をメインに、どんなシーンでも利用でき、地域の皆さまに愛されるケーキ店を目指したいと大宮で当店を開いた」と話す。
ショーケースには、コーヒーのアーモンドクリームにガナッシュとマスカルポーネで作った「タルトティラミス」(648円)、渋皮栗をまるごと1粒を使った「和栗のモンブラン」(723円)など季節に応じた20種類前後のケーキや、フランボワーズ、ユズ、ピスタチオなどの「マカロン」(291円)を並べる。焼き菓子とチョコレートはさまざまなサイズと内容のギフトボックスで提供するほか、個包装のものを1点から購入できる。クリスマス前のこの時期は、「シュトーレン」(3,132円)や、焼き菓子をクリスマス用のパッケージに詰めたセットなども用意する。
主に接客を担当する妻の広味さんはディスプレーや包装などを工夫し、客が喜ぶ店作りを心がけているという。店の外にある黒板には「見るだけ大歓迎。申し訳なさそうに帰られる方、ほんと気にせず、いつでもお待ちしている」とメッセージを書いている。「このメッセージを見て初めて店に入ってくる方もいる」と安藤さんはほほ笑む。
11月26日・27日には1周年感謝祭を予定。1,200円以上の購入客に、26日は「ショコラボール」2個、27日は「チョコ菓子」2点を進呈する(各日先着50人)。「ケーク詰め合わせ5個入り」(通常1,705円)を1周年にちなみ1111円(税別)で販売する。
安藤さんは「オープンから1年。さまざまなお客さまにお越しいただいている。おいしかったの声が励み。お客さまに感謝の気持ちを伝えたい。初めての方にも足を運んでいただき、多くの方に当店のケーキを食べていただければ」と話す。
営業時間は10時~19時。火曜・第2・4月曜定休。駐車場2台。