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さいたまに「チャフ・カフェ」 飲食店店長経験がある夫婦が開業、1日5組限定

店主の林大介さん(右)と妻で店長の美咲さん

店主の林大介さん(右)と妻で店長の美咲さん

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 「chufff cafe(チャフ・カフェ)」(さいたま市見沼区大和田町2、TEL 080-9884-8974)が3月7日、東武アーバンパークライン・大和田駅前にオープンした。

厨房に隣接したテーブルでコース料理を提供

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 共に居酒屋の店長経験がある林大介さんと美咲さんが夫婦で構えた同店。美咲さんは約10年間、居酒屋に勤務し3店舗で店長を務めたが、3年前の出産を機にキャリアの壁に直面したという。「家族や子どもとの時間も大切にしながら、大好きな飲食業にも関わり続けたい」と考え続ける中、1年ほど前に同店の物件に出合い、夫婦で開業準備に着手した。

 元々喫茶店だった物件を、靴を脱いで上がる小上がり形式の店内にリノベーションした店内で提供する食事メニューは、約2カ月ごとに変わるカジュアルランチコースの1種類のみ。アミューズ(前菜)からメイン料理まで、厨房に隣接したテーブル席で1時間弱をかけて提供した後、デザートや食後のドリンクは別のテーブル席やソファ席に移動して提供する。

 美咲さんは「靴を脱ぐのも席の移動も、お客さまに自宅のようにくつろいでほしいという思いから。1時間ごとに1組の予約制なのでコースの終盤に次のお客さまが来店することになるが、席を移動することで時間を気にせずゆっくり食後の会話を楽しんでもらえるようにしている」と話す。

 3月・4月に提供するのは「甘夏を満喫する春の献立」(2,380円)と題したコース。アミューズのエッグベネディクト、メイン料理のグリルチキンや魚、フルーツのタルトなど、それぞれの料理に甘夏を使う。「サラダはテーブルの上でドレッシングを加えて混ぜ合わせる、タルトのソースはリキュールをフランベして目の前で仕上げるなど、目でも楽しめるライブ感も大切にしている」と美咲さん。季節によって入れ替わるボトルワイン(2,800円~)、グラスワイン(490円~)のほか、県内のクラフトビール(680円~)、国産レモンを使ったノンアルコールドリンク(580円)なども用意する。

 美咲さんは「自分が母親になり、コース料理とは縁遠い生活になったからこそ、当店では日頃頑張るお母さんたちに『ご褒美ランチ』を提供したい。子どもを預けて、大人同士のひとときを楽しんでもらえたら」とほほ笑む。「子連れでないと来店が難しいお客さまには、離乳食の持ち込みなどの相談にも応じられる。ベビーチェアもあるので、気軽に足を運んでほしい」とも。

 営業時間は11時~18時。1時間1組限定(1日5組)の予約制。月曜と日曜・祝日定休。

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