ベーグルとマフィンの専門店「satopokke(さとぽっけ)」(さいたま市北区櫛引町2)がオープンして、6月10日で1カ月がたった。
店主の宮嶋恵(さと)さんは、さいたま市大宮区出身。同店のベーグルは「小麦の風味をしっかり楽しんでほしい」と北海道産小麦、国産の洗双糖、国産の塩、少々のパン酵母と水のみで作る。ほかに、手作りマフィンや焼き菓子を並べる。埼玉県産の野菜や季節の食材を使った期間限定商品も用意。オープン前から客が列を作り始め、1時間で売り切れることもあるという。
宮嶋さんは年子の子育て中にパン作りを始め、教室を開いたこともある。パンの中でもベーグルはアレルギー食材が少ないことから、多くの家庭で食べてもらいやすいと、子どもや家族と笑顔で食べてほしいと思うようになったという。最初は自転車での移動販売を考えていたが、引っ越し先の櫛引町で暮らす人の人柄に引かれ、2017(平成29)年に物件を決め、パン製造技能士の資格を取るなどして準備を進めてきた。
宮嶋さんは「ベーグルもマフィンも毎日食べてもらえるよう日替わりを用意している。迷ったらまずプレーンを食べてみてほしい。ベーグルは若者に人気だと思っていたが、幅広い年齢の方が購入していく。通りがかりのお客さまが『おいしかったから、また買いに来た』と言われ本当にうれしい。ベーグルは低温熟成製造で焼き上がるのに時間がかかるため、営業中に補充するのが難しく、売り切れ次第終了となる。平日の雨の日は比較的購入しやすいと思うので、ぜひ足を運んでもらえたら」と呼びかける。
ベーグルはプレーン(190円)、有機ココアを使ったダブル有機チョコ(270円)、河越抹茶を使った抹茶ホワイト(250円)、期間限定の非遺伝子組み換え使用の北海道スイートコーン(300円)なども用意する。マフィンはプレーン(230円)、アップルチーズ(350円)、キャラメル(320円)など。ビスケットなどの焼き菓子も販売する。
営業は木曜~土曜の11時~13時。売り切れ次第終了。