温浴施設「おふろcafe utatane(うたたね)」(さいたま市北区大成町4、TEL 048-856-9899)で現在、「翔んで埼玉」とのコラボ企画「そこらへんの草の湯」を提供している。
珪藻土バスマットの「踏み絵」にはシラコバトが描かれた草加煎餅が
系列施設の「白寿の湯」(神川町)から運んだ湯を使う天然温泉の風呂、3つのサウナのほか、ハンモックエリアやロフトエリア、ワークスペースなど着衣で過ごせるエリアから成る同施設。早朝5時~9時の時間帯は近隣の比較的年齢高めの客が多く利用しコミュニケーションの場となっているほか、日中~夜の時間帯は若い人が多いという。
替わり湯も定期的に行っており、今回は映画「翔んで埼玉」の作中で話題となった「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」のせりふに着想を得た企画となる。第1弾は11月10日~12月10日に「埼玉のそこらへんの草の湯」として「狭山茶」を使った替わり湯、第2弾は12月11日~1月7日に「海へのあこがれ塩水風呂」、第3弾は1月8日~31日に「琵琶湖の湯」として、緑茶とミントを合わせた香りの湯になる予定だという。
「そこらへんの草の湯」に使う狭山茶は、的場園製茶工場(入間市)から廃棄される茶葉の一部を譲り受けたものを入浴剤として加工している。同施設を運営する温泉道場営業副本部長の新谷竹朗さんは「日本三大銘茶の一つといわれる狭山茶を『そこらへんの草』の湯として使わせてもらうに当たり、生産者の方々と協議を重ね、狭山茶の認知が広がるきっかけになればと賛同いただき実現した」と話す。
脱衣場の入り口には、「しらこばとが描かれた草加煎餅」のイラストの珪(けい)藻土バスマットを「踏み絵」として置くほか、「翔んで埼玉」公式コラボグッズとして「フェイスタオル」(1,980円)、「そこらへんの草の湯入浴剤」(418円)、「バスタオル」(3,850円=12月1日から販売)を用意する。
同社は、2019年2月公開の「翔んで埼玉」から協賛しており、今作にエキストラで参加した社員もいるという。新谷さんは「海はないけど、お風呂はある埼玉で、湯に浸かって映画の世界に浸ってほしい」と呼びかける。「埼玉県人としてディスられてはいるが、ネタとしてとらえ楽しんでもらえたら。埼玉県の皆さまはもちろん、都内の方もお待ちしている」とも。
営業時間は10時~翌9時。入館料は、平日(10時~翌2時)=大人1,400円・子ども700円、土曜・日曜・祝日(10時~翌2時)=大人1,600円、子ども800円。翌2時以降は追加で深夜料金(950円)がかかる。