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大宮公園で「ボート池復活祭」 落ち葉拾いで焼き芋大会、人力車体験も

ボート池を運営予定のシンプランニングの五十嵐伸幸社長

ボート池を運営予定のシンプランニングの五十嵐伸幸社長

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 「Re: FES(リフェス)大宮 大宮公園ボート池復活祭」が 12月2日、県営大宮公園内の埼玉百年の森(さいたま市大宮区高鼻町 4)で開催される。埼玉県とキャリアチャレンジ総合研究所の共催。

昔のボート池の様子(画像提供=埼玉県公園スタジアム課)

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 2022 年11月に水を抜き、市民ボランティア「大宮池守(おおみやいけもり)」の主導でかいぼりが始まった舟遊池(通称=ボート池)では5カ月間、池底を干し上げて浅場作りをして、今年3月に貯水を始めた。水の戻った池にはカイツブリやバンなどの水鳥が営巣し、水質は以前よりも改善したことが確認できたという。

 舟遊池(しゅうゆういけ)は別名ボート池と呼ばれ、貸しボートを行っていた。23年前に水質の悪化や利用者が減ったことで営業を終えたが、運営者も新たに来年の復活を予定している。このボート事業を中心に据えて、大宮公園全体のにぎわいを創出していく取り組みが始まる。今回の復活祭はそのためのキックオフイベントとなる。

 イベントでは、23年前に使われていた手こぎボート体験、大宮公園の歴史写真の展示、焼き芋大会を行うほか、大宮池守の環境保全活動の紹介や水鳥調査、アメリカザリガニを防除するわなを引き揚げる体験を用意する。開催は、11時~12時と13時30分~14時30分の2回。

 「和」の体験では、人力車でのボート池北側の周遊コース(約15分、1周1人500円)、「和装体験」(要予約)を用意。盆栽のワークショップなども行う。飲食ブースやキッチンカーが出店するほかステージイベントも繰り広げる。

 埼玉県公園スタジアム課の勅使川原将吾さんは「昨年のボート池のかいぼりから1年。この冬は『サステナブルな未来へ』をテーマにしたイベントを行う。『落ち葉で焼き芋』『一日限りのボート復活』、人力車に大宮池守の活動紹介まで、いろいろな体験を用意している。ぜひ家族で来てもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は10時~16時。手こぎボート体験は2艘(てい)のみのため、イベント開始前に整理券(40組程度)を配る。焼き芋大会は9時に百年の森に集合して、池周辺の落ち葉拾いやごみ拾いをすると無料で参加できる。

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