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大宮・氷川参道にイタリアンカフェ 20年越しの夫婦の夢を形に

店主の薬師神昌樹さんと妻の陽子さん

店主の薬師神昌樹さんと妻の陽子さん

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 イタリアンカフェ「mani e mano(マニエマーノ)」(さいたま市大宮区浅間町2)が1月25日、大宮・氷川参道沿いにオープンした。

サラダと前菜、パスタがセットになったランチ「アンティパストセット」

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 およそ20年間、トラットリアなど数店舗でキッチンスタッフの経験を積み、イタリアンレストラン数店舗を取りまとめるエリアマネジャーなども担当した店主・薬師神昌樹さんが開いた同店。1年ほど前から独立に向けた準備に取りかかり、2023年秋に現店舗での開店準備を始めたという。妻の陽子さんは「20年ほど前に職場で出会った頃から、『いつか2人で店を持とう』と話していた。料理人としての腕を磨く夫の力になれるよう、私は飲食店で接客やデザート調理などの経験を積み、共に夢に向かって過ごしてきた」と話す。

 店名の「mani e mano」は「手と手」という意味。「『夫婦で手を取り合って店を切り盛りする』という意味のほか、お客さまや以前の職場の仲間、生産者、取引先など、関わる全ての人々をつなげていく場でありたい、という思いを込めた」と昌樹さん。窓から氷川参道を望む店内には、カウンター4席、テーブル席16席を設けている。「家で過ごすような温かい雰囲気の中、『おなかとともに心を満たせる店』」をテーマに、コンクリートが基調の物件に、木材をアクセントにした内装デザインを取り入れたという。

 毎日15時まで注文できるランチメニューは週替わりのパスタとサラダの「サラダセット」(1,200円)、前菜を加えた「アンティパストセット」(1,500円)の2種。ディナータイムは「前菜の盛り合わせ」(1,280円)、「しらすのペペロンチーノ」(1.200円)、「牛肉の赤ワイン煮込み」(1,800円)、「カタラーナ」(650円)などのアラカルトメニューを用意する。ワインやビール、カクテルなどアルコールドリンクのほか、コーヒーやソフトドリンクも提供する。

 陽子さんは「一度来店した知り合いから勧められて足を運んでくれたり、既に顔なじみになったりというお客さまが多くて、とてもうれしい。お子さまも歓迎なので、気軽に立ち寄ってほしい」とほほ笑む。昌樹さんは「設備が整い次第、得意のピザもメニューに加えたい。いずれは催事へ出店したり、店内でワークショップを開いたりするなどして、新たな縁を広げていけたら」と意気込む。

 営業時間は11時~21時。営業日はインスタグラムで知らせる。

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