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上尾のテイクアウト専門コーヒー店が1周年 自宅改装し朝から営業

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 テイクアウト専門コーヒー店「ビアンコトッポ」(上尾市原市中3)が7月16日で1周年を迎えた。

カフェラテとレモネード

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 店長のチヅさんは宮城県生まれ。22歳の時に埼玉県に住み始め、IT企業で長年働いていたが、体調を崩して退職。趣味としてコーヒーの機材をそろえ始めたときに、「本格的にコーヒーを仕事にしたいと思い」、準備を始め開店に至ったという。

 店名はイタリア語で「白いネズミ」という意味。チヅさんは「今は健康を取り戻し、カフェを始めて毎日が楽しく、開店して本当に良かったと思っている」とほほ笑む。

 趣味は愛車のハーレーでのツーリング。夫との出会いもバイクだった。店で注文するときに押すインターホンの下には、ツーリングチームの友人がくれたバイクのサドルバッグをポストとして使っている。「普通の一軒家だった自宅を改装して、キッチンや手洗いを増設し、保健所の許可を得るのが大変だったが、そのおかげで商品の価格を抑えることができた。レモンやコーヒー豆、ストローなどの値上がりが続いているが、頑張っていきたい」とチヅさん。

 「開店から1年がたち、温かいお客さまに支えられ励まされている。8時30分にオープンしているため、仕事前に来店する人や散歩途中に立ち寄る人などもいる。SNSを見て、神奈川県や東京都からツーリングの途中に寄る人もいる」とも。

 メニューはコーヒー、カフェラテ、ソイラテ、レモネード、レモンピールチョコレートなど。サイズは1種類。アイスメニューは500ミリリットル以上で、100円~200円ほどで提供している。コーヒーはブラジル産の豆を独自にブレンド。カフェラテのミルクは豆乳に変更できる。砂糖やガムシロップは使わず、店にも置かず、レモネードの甘味は蜂蜜を使い、無料でジンジャーのトッピングが可能。レモンは広島や愛媛などから国産レモンを取り寄せているという。

 見た目は普通の一軒家のため、「最初はインターホンを押すのに勇気がいった」という客の声もあるという。チヅさんは「店なので遠慮なく押してほしい」と話す。「現在はテイクアウトのみだが、今後はお客さまがくつろげるスペースを作りたい」と意気込む。

 営業時間は8時30分~17時30分。週1回休むが曜日は固定していない。月末に次月の営業予定をSNSで知らせる。

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