「neue cafe(ノイエカフェ)」(さいたま市北区日進町2)が8月6日、「日進七夕祭り」に合わせてオープンする。
店主は静谷建築設計neue(ノイエ)社長の静谷雅人さん。事務所のガレージをカフェスペースに改築し、趣味で11年間続けてきたキッチンカーでの移動販売のコーヒーショップを固定店舗化した。
きっかけは地元住民の声だという。事務所の建物が周辺と趣が違うことから、「ここは何の店になるのか」と聞かれることが多かったという。「地域の人たちに期待されているなら、本当にカフェをやろう」と開店を決めた。
一級建築士として、木造住宅からコンクリートマンション、オフィスビル、店舗まで、さまざまな建築設計に携わってきた静谷さんは、店内のバーカウンターや棚など全てを自らデザインし、モデルハウスとしても内覧できる造りにした。店名の「neue」は、ドイツ語で「新しい」という意味。
「好奇心から始めたコーヒー豆の焙煎(ばいせん)やイベント出店での販売経験が、注文建築の良さを伝える場所作りにつながるとは思いもよらなかった。人生に無駄なことはないと改めて感じている。店でゆったり過ごしていただきながら、気が向いたら建築士との会話を楽しんでいただければ」とも。
メニューは、コーヒー(500円)、クリームソーダ(600円)のほか、かき氷(スタンダード350円、浪江農園シロップ400円~)も用意する。自家焙煎のコーヒー豆販売も近日、始める予定。
営業時間は8時~15時。木曜定休。