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大宮ガチャタマに「埼京線40周年記念編」 懐かしの車体など11種

アルシェの中島祥雄社長と佐藤成美さん

アルシェの中島祥雄社長と佐藤成美さん

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 大宮区にゆかりのある建物や企業、キャラクターなどをかたどったキーホルダーが入ったカプセルトイ「大宮ガチャタマ」の「埼京線40周年記念編」が、埼京線開業40周年の9月30日に発売された。

全11種のラインアップ

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 「大宮を盛り上げるきっかけになれば」と、大宮駅西口駅前のショッピングセンター・アルシェ(さいたま市大宮区桜木町2)が、キャラクターグッズなどを製造販売するジェットワークス(東京都台東区)と共同開発した同商品。今回は埼京線40周年を記念した数量限定バージョンで、JR東日本大宮統括センターとの企画協力により全11種をそろえた。

 埼京線開業まで赤羽~池袋間を走っていた赤羽線103系や、現在は使われていない行き先表示などのアイテムも登場。埼京線をマニアックに深掘りしたラインアップとなっている。大宮アルシェのほか、埼京線沿線の一部NewDays店舗で販売し、売り切れ次第販売終了となる。

 同社は2021年3月に第1弾の「大宮編」を発売して以降、浦和、川越、東銀座、浜松など16地域の「ご当地ガチャ」シリーズを製作。観光名所やグルメだけでなく、地元の人しか分からないスポットや看板、商品など、「一見地味ながら、そこで暮らす人なら誰もが知っている」ようなマニアックなネタをあえて取り上げ、SNSを中心に「懐かしい」「昔ここで遊んだ」などの声を集めた。

 社長の中島祥雄さんは「最初は単発の悪ふざけのつもりだったが、続編を望む声や各地から製作依頼が届くなど予想を上回る反響があり、期待に応えるため新作のリリースを重ねてきた」と話す。現在、累計販売数は50万個を超え、今回の「埼京線40周年記念編」も初日に1000個以上を売り上げたという。中島さんは「絶妙なネタ選びと、『いじり具合』が喜ばれているのでは」とも分析する。

 大宮駅とタッグを組むのは、2023年3月に製作した「鉄道のまち大宮編」に続き2回目。「私自身が埼玉県出身で、当時は乗車率300%を超えていたともいわれるほど混雑した赤羽線に乗って都内に通学していた。埼京線開業で大宮から乗り換えなしで池袋方面に行けるようになったことは、自分にとって大きな出来事だった。埼京線への並々ならぬ思い入れが今回の企画につながった」と中島さん。「思い入れが強すぎてネタを絞り切れず、いつもは9個のところが今回は11個になった。車体の色味や運行番号表示の文字のズレなど、限られた資料を基に細部にまでこだわって表現したので、手に取ってもらえたらうれしい」とも。

 企画発足当初から同商品の開発に携わるアルシェの佐藤成美さんは「大宮駅の方と何度も打ち合わせを重ね、思い入れのある作品に仕上がった。今回はカプセルトイだけでなく、埼京線沿線の一部NewDays店舗で初めてブラインドパッケージとオリジナルボックスを販売するので、ぜひ楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 価格は300円。マシンは、大宮アルシェとGENERAL STORE RAILYARD 大宮に設置。NewDays大宮、NewDays川越中央など12店でも扱う。

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