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イオンモール与野でeスポーツイベント フォートナイトでさいたまの街を体感

フォートナイト体験会に参加する子どもたち

フォートナイト体験会に参加する子どもたち

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 体験型eスポーツイベント「さいたまeスポーツパーク」が12月14日、イオンモール与野(さいたま市中央区本町西)で開かれた。主催はゲームや仮想空間を活用したコンテンツ制作を手がけるモンドリアン(東京都中央区)。

さいたま新都心駅の景観を再現したフォートナイト

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 同社は、さいたま市が進める3D都市モデルを活用し、世界的に人気のオンラインゲーム「フォートナイト」上でオリジナルゲームの開発を行ってきた。10月には、さいたま新都心駅周辺や市内の名所・文化をモチーフにした7つのステージでタイムを競うeスポーツゲーム「City Speed Trial: SAITAMA SUPER ARENA」を開発・公開。今回のイベントは公開を記念して開催した。

 会場には親子連れを中心に多くの来場者が集まり、商業施設の一角がeスポーツを通じてにぎわう光景が広がった。一般参加者による体験会では、先着100人やタイムトライアルの上位入賞者に、さいたま市の地域通貨「たまポン」を進呈した。

 実在の街をベースにしたゲーム体験に、上落合小学校6年の男児は「普段遊んでいるゲームに、自分の家の近くの風景がたくさん出てきて、とても面白かった。ゲームは時間を守って楽しみたい」と話していた。世界大会にも出場している人気プロゲーマーのwickesy(ういっけしー)さん、らいとさんや人気インフルエンサーのキャプテンしょーたさんによるタイムトライアルを行い、子どもたちは大きな声援を送った。

 協力するさいたま市は、スマートシティやデジタル施策に力を入れている。今回の取り組みは、専門家向けに活用されることが多い3D都市モデルを、子どもや若者にも親しみやすいeスポーツという入り口から開いた点が特徴。オープニングでは清水勇人市長も登壇し、ステージ上で実際にゲームを体験した。清水市長は「ステージを重ねるごとに達成感があり、だんだん没入していった。仮想空間と現実の空間を行き来しながら、地域の景勝地に関心を持ってもらえたら」と話す。

 同社の角田拓志社長は「街並みを仮想空間に再現する技術が進む中、子どもから大人まで親しみのあるゲームを通じて、街の情報を分かりやすく伝えられるのでは」と話す。「われわれと自治体、地域の関係者が一丸となって、仮想空間の世界がさいたま市に根ざしていく取り組みを進め、ゲームを通じた地域の産業開発につなげていきたい」とも。

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