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大宮・三橋で「さいたまカップ」 さいたまの中高生と企業が地域の未来提案

中高生が地元の未来を「ガチ」で考える

中高生が地元の未来を「ガチ」で考える

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 さいたま市の中高生と地元企業が地域の未来を共創するイノベーションプラン発表会「さいたまカップ2025」が12月25日、さいたま市立大宮国際中等教育学校(さいたま市大宮区三橋4)で開かれた。主催はさいたま市教育委員会と「教育と探求社」(東京都千代田区)。

中学生部門グランプリさいたま市立宮前中学校「TeamCar」

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 同イベントは、市内の中高生と地域企業が協働して地域の可能性を探究するプロジェクト「さいたまエンジン」の集大成。「ガチワン(ガチでONEさいたま)」をコンセプトに、中高生がイノベーターとなり、地元企業14社のリソース(経営資源)を活用した課題解決策を提案した。

 当日は11校の生徒と参画企業の社員が参加。ファーストステージでは7つのブロックに分かれてプレゼンテーションを行い、各ブロックを勝ち抜いた代表7チームがセカンドステージ(決勝)に進出した。

 審査員には、漫画家でラジオパーソナリティーのあらい太郎さん、NACK5パーソナリティーのくまきもえさんのほか、大学教授や地元企業の経営者らが名を連ねた。さらにグランプリ審査員として、竹居秀子教育長や教育と探求社の宮地勘司社長も参加した。

 発表されたプランは、実際の市内施設や社会課題が対象。推し活を通じた地域の魅力向上策、世代の恋愛離れと少子化問題に切り込んだテーマなど、多岐にわたるアイデアが示された。審査員からは予算の根拠を問う鋭い質問も飛んだが、生徒たちは具体的な数字を示して回答するなど、実社会さながらの熱気あふれるプレゼンテーションを展開した。

 審査の結果、中学生部門のグランプリはさいたま市立宮前中学校の「TeamCar」、高校生部門はクラーク記念国際高校さいたまキャンパスの「SHANON」が受賞した。高校生部門で優勝した生徒は「学校でインプットした知識を総動員してアウトプットする機会になり、楽しかった」と笑顔を見せた。

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