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さいたまで植物テーマのアート展 盆栽・生花・デジタルアートで豊かな時間

「植物文化倶楽部」代表の柳田朋宏さん

「植物文化倶楽部」代表の柳田朋宏さん

 植物にまつわる作品を集めたアート展「SPRING HAS COME(スプリング・ハズ・カム)」が3月27日~29日の3日間、さいたま市プラザノース(さいたま市北区宮原1)で開催された。主催は植物文化倶楽部(ショクブツカルチャークラブ)。

溶岩を舞台にした柳田さんの盆栽

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 「さいたまには何もないかもしれない。ならば自分で作ればいい」と主催代表の柳田朋宏さんが思い立ったことをきっかけに、昨秋立ち上げた同クラブ。「植物」がイラストや写真など文化活動とも関わりが深く、多様なジャンルが交わることに着目して、「植物好き」な仲間を集めてイベントの企画や情報発信などの活動を行っている。

 柳田さんが植物に心引かれるようになったのは、今後の生き方に悩んでいた時期。「満開の桜を見たときに、心が解放されたような感覚を覚えた。社会人になり、家には寝に帰るだけの生活を長く続けていたが、その時にふと、『これからは地元で何かやってみたい』と思った」と振り返る。盆栽は、2025年開催された「盆栽村100周年」期間中のワークショップをきっかけに育てるようになり、「地元の文化を見直すきっかけになった」と柳田さんは話す。

 地域イベントにも積極的に足を運んでさまざまな人と出会い、昨年10月には同クラブ初イベントを地元で開催。その際、第2回となる今回の展示イベントの開催を決め、仲間やイベントで知り合ったアーティストに声をかけて企画した。

 同展には5人のアーティストが参加。柳田さんの育てる盆栽やコケテラリウムのほか、医療職を本業としながら生花業を営む森航太さんによる花の生け込み、盆栽師で作家の井上祐輔さんのケヤキ盆栽と短編小説、イラストレーターの高城琢郎さんの植物イラスト、クリエーティブ・アーティストAKIKO AKAZAWAさんによる植物のある風景画やデジタルアートなどを展示。イラストレーター・いがぐりまちこさんによるオリジナルグッズの販売や、ボカロP「カフェインジャンキー」さんが柳田さんのエピソードを元に制作したオリジナルソング「MiDORi(ミドリ)」も公開した。

 柳田さんは「私自身が植物や自然に触れて心を救われたように、訪れる人に安らぎや心躍る気持ちを提供できるような空間や交流の場を作りたいと企画した。今後も市内各所で企画できれば。『植物、自然が好き』という気持ちがあれば誰でも参加できるコミュニティーなので、気軽に声をかけてほしい」と呼びかける。

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