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大宮の自動車教習所で「超小型電気自動車」試乗会

ホンダが開発を進める次世代の超小型モビリティ「ホンダMC-β」

ホンダが開発を進める次世代の超小型モビリティ「ホンダMC-β」

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 大宮の自動車教習所「ファインモータースクール大宮校」(TEL0120-81-7185)で7月14日と21日、ホンダが開発を進める次世代の超小型モビリティ「ホンダMC-β」の試乗会が開催された。

超小型電気自動車「MC-β」試乗の様子

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 超小型モビリティは、1~2人乗りの乗用車。「ホンダMC-β」は、従来の軽自動車よりも全長が90センチ短い250センチ、幅は155センチの超小型サイズで小回りのきく電気自動車。高齢者など、大きい車は苦手、車庫入れが不安といった人たちにも気軽に利用できるエコな移動手段として、期待が寄せられている。

 さいたま市では、2009年から取り組む電気自動車(EV)普及施策「E-KIZUNA Project」の一環として、今年からホンダと協力して「超小型モビリティの導入促進事業」をスタートしている。今回の試乗会は、さいたま市が教習所とタイアップすることで、ペーパードライバーや免許取得直後で運転に不慣れな人を対象に、教習所のコースを利用して行われ、2日間約50人が体験した。

 試乗した60代女性は「小さいので車庫入れが簡単なのがよい」と評価する一方、「両側に窓ガラスがないので、雨の時や荷物を置いておきたい時に心配」と話していた。同プロジェクトを所管する同市環境未来都市推進課の寺村泰昭さんは、「市郊外からは、交通手段の充実に関する要望も多い。自治会単位でこの車両をシェアして利用するなど、公共交通の補完ができれば」と期待を込める。

 現在、「ホンダMC-β」の社会実験を行っている自治体は、さいたま市、熊本県、沖縄県宮古島市の3カ所。さいたま市では、今年10月からは大宮駅を中心に、この車両を利用したカーシェアを実施する予定。自動車運転のプロでもある同教習所の協力や、高齢者層に対する近距離圏内での日常的な移動支援、訪問医療や福祉の現場での利用など、さまざまなシーンでメリット・デメリットを検証しながら、2016年3月末まで実証実験を続ける。

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