彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区中央区上峰3)で、12月12日「光の庭プロムナード・コンサート」が開催され、500人近くの来場者がキャンドルの光の中、オルガンとフラメンコギターの幻想的な雰囲気のコンサートを楽しんだ。主催は公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団。
同コンサートは、同劇場の情報プラザ1階で年8回ほど開催しており、今回で80回目を迎えた。通常は昼の時間の開催で、12月のみキャンドルアートナイトとの共催で夕方に開催。会場入り口大階段付近で、キャンドルの展示も行う。
桜区の4歳の女の子と来た母親は「娘は最初は暗くて不安そうだったが、途中から聞きほれていた」と言い、中央区の女性は「フラメンコギターは初めてだったが暗くてよく見えなかった。でもとてもよい雰囲気だった」とほほ笑んだ。
オルガン奏者の小野田良子さんは「昼間のコンサートでは何回か弾いたことがあったが、夜は初めて。予想以上に奇麗で、演奏する方も気分が盛り上がった」と笑顔。フラメンコギター奏者、高木潤一さんは「フラメンコギターは木の材質が通常のギターと違い、音のキレが良いいので、ここは音が気持ち良く聞こえ、演奏しやすい場所」と語った。
同財団の阿部千佳子さんは「いつもよりもたくさんの方が見に来てくれた。去年は天気が悪く寒かったので、今年は天気に恵まれてよかった。大人のクリスマスを楽しんでもらえたのでは」とほほ笑む。