鉄道博物館(さいたま市大宮区大成町3)は3月9日より、明治期に制作された日本最古の鉄道車両模型など、同館が収蔵する鉄道車両模型を一堂にする紹介する企画展「模型でたどる鉄道史~1号機関車から“スーパーこまち”まで~」を開催する。
明治期に制作されたといわれる最古の車両模型や、鉄道会社の新車投入に併せて制作された車両模型、博物館の展示用に実車図面を基に製作された模型など、館内に収蔵している車両模型を一堂に集める。これらの車両模型の多くは、10分の1や20分の1の細部まで忠実に再現された大型模型となっている。中には開館以降、初公開となるものも含まれる。
展示は3部構成。「特大模型から見える世界」では、全長2メートル近くにもなる特に大きな車両模型を、間近に楽しむことができる。「模型でたどる車両の軌跡」では、機関車、客貨車、新幹線電車、気動車、除雪車の車種ごとに、車両の歴史的な変遷や姿・形の移り変わりを振り返る。「精密模型ができるまで」では、今年3月に登場予定のスーパーこまちの特別模型を、その過程も含めて展示する。
開館時間は10時~18時。火曜休館。入館料は、一般=1000円、小中高生=500円、幼児200円、2歳以下無料(同展は入館料のみで入場可能)。6月10日まで。