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煮干し系ラーメン店が1杯100円キャンペーン-趣味が高じて昨秋開業

長年の研究の末、たどり着いた「中華そば」

長年の研究の末、たどり着いた「中華そば」

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 昨年9月にオープンした煮干し系ラーメンの「中華そば柳」(さいたま市見沼区堀崎町)が2月1日、「中華そば100円キャンペーン」を始めた。

中華そば柳-店舗外観

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 もともとシステム開発会社を経営していた星悟さん、恵美子さん夫妻が開いた同店。店主の悟さんは大のラーメン好きで若いころからラーメンを食べ歩いていたが、やがて自分の味を探求するようになり、自宅でラーメンを研究するようになった。システム開発の会社を立ち上げた後も自宅でのラーメン研究が続き、ついに自分で店を持つに至ったという。

 独自の研究を重ねたラーメンのコンセプトは、「毎日でも通いたくなる、連日でも食べたくなる、一杯」。澄んだ色をしたスープは、鶏とイワシの煮干しをバランスよく配合し、「コクがありつつも香りが豊かで、やさしい味」に仕上げた。チャーシュー、煮卵なども店内で手作りしている。麺は国産小麦を使った香り豊かな縮れ麺。「もっちりツルッとした食感を出しつつ、スープをたっぷり絡めるよう」研究を重ね、粉から毎日打っている。

 さらに、子育て中の夫妻が考案したのが同店オリジナルの「ぬるそば」。小さな子どもがラーメンを食べる際、麺の温度を下げるために氷や水を入れる風景を見て、「幼児が手づかみでもおいしく食べられるラーメン」として、麺にスープを少し絡めた幼児用の中華そばとして考案した。店内には座敷席も用意する。

 「ラーメン店で働いた経験がないので当初は手探りだった。しかし、子どもから高齢者まで、多くの方に好評を頂き、味についても自信を深めた」と恵美子さん。その味をより多くの人に知ってもらいたいと始めたのが今回の100円キャンペーン。ホームページのフォームから申し込むと、ハガキでサービス券が届く。応募は1世帯(1住所)につき1回まで。終了期間は未定。

 悟さんは「中華そばは、今も少しずつ改良を続けている。地域の人に愛され続けるよう、今後も研究を続けていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~14時。月曜定休。

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