さいたま市出身の女性講談師・神田あおいさんの「まち映」寄席が7月31日に上尾市文化センター(上尾市大字上尾村)で開催される。主催は上尾に「まちの映画館」をつくる会。
映画館のない上尾に映画館をと立ち上げられた同会。映画だけでなく、上尾をエンターテインメントで楽しい街にしたいと、講談会や寄席も企画する。あおいさんの講談会も4回開催し、ゲストに落語家も招き、好評を得ている。
あおいさんはさいたま市岩槻区出身で、現在も埼玉県在住。出身地である岩槻で「ねぎわい親善大使」と「人形大使」を務め、毎年岩槻で開催される流しびなのイベントにも参加している。
あおいさんはもとは芝居をしていたが、芝居のために見に行った講談に興味を持ち、習い始め、2002年に正式に弟子入りしたという。今年4月に真打ちに昇進した。
今回の寄席は、真打ち昇進の記念寄席として開催。落語家の三遊亭楽生さんも出演する。あおいさんは「上尾育ちで、年に2回上尾でやっているが、真打ちになってからは初めて。故郷に錦を飾るつもりで頑張りたい」と意欲を見せる。
同会のスタッフは「上尾の人にもっと思いを伝えたい。落語や講談など日本の伝統話芸を楽しんでもらいたい。特定の種目に縛られず、いろいろな楽しみをお届けできれば」と来場を呼び掛ける。
開場は13時30分。開演は14時。前売り=1,500円、当日2,000円。