さいたま市中央区で毎週日曜に開催している路地裏マーケットの一角に、「カフェ カンタービレ」(さいたま市中央区鈴谷7)がオープンして3カ月がたった。
さいたま市中央区「カフェカンタービレ」の看板メニューのビーフシチュー
店長兼料理長を務める小浦貴史さんとマーケットの運営もする齊藤昇平さんの2人で営業する同店。小浦さんはミュージシャンとして活動しながら「銀座ライオン」などでの厨房(ちゅうぼう)経験を経て、独立。「日々どきどきしながらやっている。自分の店なので、店作りから盛り付けまで自分で考えられるし、人との関わりも楽しい」と笑顔で話す。カンタービレは、演奏上の表現法を表す音楽用語で「歌うように」という意味。
看板料理は国産和牛の「ビーフシチュー」(ランチ=1,200円、ディナー=1,400円)。ランチでは週替わりランチ(980円)とパスタ(880円)も提供する。旬の野菜や入手できた材料で新しいメニューもしばしば取り入れ、「みんなが喜ぶかなと思いながら日々研究している」と小浦さん。
野菜もできるだけ無農薬などにこだわり、スイーツ(400円)も手作り。自家製サングリア(500円)や酵素ジュース(450円)なども提供する。「コエド生ビール『毬花(まりはな)』(600円)が飲めるのは与野近辺では今のところここだけ」という。
毎月1回行う「カンタービレナイト」では軽食と1ドリンク付きのライブを行う。「知らない人も仲良くなれるようなアットホームなイベント」と齊藤さん。7月は22日、8月は26日に開く予定。
小浦さんは「食べることが大好きなので、来てくれる人にもおいしいものを食べてもらいたい。ランチは、(自分への)ご褒美になるようなちょっと豪華なものを心掛けている。座敷スペースもあるので子連れ大歓迎。夜は近所の人がパジャマでふらっと寄ってくれるような場所になれば」と話す。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~16時30分、ディナータイム(木曜~土曜のみ)=17時30分~22時。日曜・月曜定休。