岩槻駅東口周辺商店街の街角で、商店が店先にひな人形を飾る「まちかど雛めぐり」が10周年を迎え、多くの人でにぎわっている。
岩槻は、室町時代から栄えた城下町。江戸時代に人形作りが始まり、今でも生産量・生産額共に日本一の人形の街だ。昔ながらの商店には古くから伝わる人形も多く保管されており、まちかど雛めぐりではこうした人形も店先で披露される。
この10年の変化について、まちかど雛めぐり実行委員会・事務局の水落さんは「10年が経過し、イベントに参加するお店もかなり増えた。季節の行事として広く知られるようになり、多くの観光客の皆さんに楽しんでいただけるようになった」と話す。今年のイベントには、87店舗が参加、代々伝わるひな人形や、つるしびななど、さまざまな人形を飾っている。「今では、さまざまな市民ボランティアの方にご協力いただけるようになった」と水落さん。今年は10周年という節目であることと、全国雛めぐり公開サミットが開催されたこともあり、観光客が例年になく多いという。
3月17日まで。参加店舗など詳しい情報はホームページで確認できる。