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さいたまの創作漬物店でチェロ演奏会、「秋のつけものカフェ」のランチと一緒に

さいたま市出身の若手チェロリストの飯島奏人さん

さいたま市出身の若手チェロリストの飯島奏人さん

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 さいたま市北区の創作漬物店「河村屋大宮本店」(北区別所町、TEL 048-667-6733)のギャラリースペースで現在開催中の「秋のつけものカフェ」でチェロコンサートが行われた。

「秋のつけものカフェ」ランチを楽しみながらチェロ演奏会

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 同店は創業約200年の老舗漬物店。大福神漬け、古漬け、みそ漬けなどの定番のほか、玉ネギの漬物やエリンギ、豆腐、チーズのみそ漬けなど創作漬物もそろえる。

 「秋のつけものカフェ」は本店向かいのギャラリースペース「一福庵」で開催。2015年から春に2回開いているが、秋に行うのは今回が初めて。同スペースでは、ぬか漬け教室や演奏会などのイベントも不定期開催している。

 メニューは、おにぎりプレート(1,080円)とサンドイッチプレート(1,180円)を用意。どちらもサラダ、おかず、スープ、ドリンクが付く。随所に漬物がアレンジして入っているメニューは全て店長の染谷静香さんのオリジナル。「イタリア生活経験があり、世界各国旅行しおいしいものをたくさん食べてきた中からヒントを得た。漬物を使っているようには見えない洋風のメニューにお客は驚く」と話す。

 デザートセット(594円)として、シチリアのデザートをアレンジした「南イタリアのデザートアイス・カッサータ」も用意する。「自家製のこうじを入れて、ちょっぴり甘酸っぱく、さっぱりと仕上げた。おなかいっぱいでも不思議と食べられる」と染谷さん。

 さいたま市から友人と来た川崎かおりさんは「漬物がタルタルに変身してぴったりだった。天ぷらもサクサクでおいしく、レシピが知りたい」と話した。

期間中4日間、さいたま市出身の若手チェロ奏者の飯島奏人さんによるミニコンサートが行われる。飯島さんは大宮光陵高校の音楽科を卒業後、東京音楽大学でチェロを専攻し、現在は弦楽五重奏の「ピトレ弦楽奏団」、チェロカルテットの「ゴーシュ」などの活動のほか、曲をオーケストラ用に編曲する「アレンジャー」として、読売交響楽団&シンフォニー合唱団のコンサートにも関わった。

 ミニコンサートでは、「鉄腕アトム」のテーマ曲、「赤とんぼ」「上を向いて歩こう」「ハバネラ」など幅広いジャンルの7~8曲を演奏。来場者の層や季節に合わせ選曲し、話も楽しい飯島さんの演奏に「飯島さんファンは確実に増えている」と染谷さん。飯島さんは「その場でアレンジしながら弾いているので、同じ曲でも毎回違うように聴こえると思う」という。

 10月25日には2回目のミニコンサートが行われた。さいたま市から来た鈴木康子さんは「地元出身ということで親近感も湧いた。こだわった食事と、すてきな音楽の組み合わせがよかった。近所にいいイベントがあってうれしい」と話した。

 営業時間は11時~15時。水曜~金曜定休。今後のミニコンサートは、11月5日、13日の各日11時~、13時~(入れ替え制)。料金は食事代に500円増し。コンサート当日のみ予約を受け付ける。残席少な目とのことで要問合せ。同カフェは11月15日まで。

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