さいたま見沼の子育て応援サークルVanillaが3月7日、片柳コミュニティーセンター(さいたま市見沼区染谷3)で、映画「うまれる」の上映会を開催し、2回の上映に300人以上が来場した。
同作は、命の原点である「うまれる」をキーワードに、自分たちが産まれてきた意味や、家族の絆、人とのつながりや「生きる」ことを考えるドキュメンタリー映画。2010年11月に公開後、全国各地で自主上映会が開かれている。
今回の上映会は、さいたま市見沼区を中心に地域での子育てを応援するサークル「Vanilla」が企画した。子育て中の親子に笑顔を増やせるような活動として、子連れでもママが楽しむバレエレッスンや、子どもと楽しむ親子ヨガ、保育付きで楽しむお菓子作りやガーデニングなど、子育て中の親子が楽しみながら、パートナーとの関係性や、子育てという共同作業を考える機会を提供している。
Vanilla代表の城内和美さんは、「昨年10月に初めて映画を見て、単純に、もっと多くの親子にこの映画を見てもらいたいと思い、企画した」と話す。こうした企画は街中で開かれることが多いが、「地域の親子に特に見てもらいたいと思い、地元の企業や商店に協力をお願いしたところ、多くの方に協賛いただき、気軽に参加できる形で開催することができた」とも。
映画上映は1回目がママさんタイムとして「子どもの声はBGM」と呼び掛け、上映中は会場には子どもの泣き声や笑い声も聞かれた。
3歳になる女の子と参加した母親は、「陣痛のシーンなどを見て、こんな感じだったなと思い出した。生きる意味を考えながら、あまりイライラしないで子育てしようと思った。いろいろな意味で、参考になった。ぜひ、お父さんにも見てもらいたい」と話した。