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さいたま市見沼区でカナダ発祥親育成プログラム講座 育児の悩み話し合う

参加者に向けて話をするファシリテーターの山田さん

参加者に向けて話をするファシリテーターの山田さん

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 さいたま市見沼区にある「サンバハウス」(さいたま市見沼区御蔵、TEL 048-683-0344)で1月20日、母親講座「ノーバディーズパーフェクト」が行われた。

ノスタルジックな佇(たたず)まいのサンバハウス(関連画像)

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 同講座は、カナダで開発された親教育プログラムで、5歳以下の子どもを持つ親同士が、悩みや関心があることを共有・話し合いながら自身に合った子育て方法を見つけるというもの。日本でも徐々に広がりをみせている。各自治体が主体となって開催される機会も増え、さいたま市では単独型子育て支援センター5カ所で開催されている。

 同団体主催のNP講座は全6回で、1月6日から2月10日までの毎週金曜に無料で開催され、母親自身が自分と向き合う時間を過ごせるよう、無料で利用できる託児も用意する。

 3回目の講座のテーマは「最近イライラしたこと」について。2人1組になり、相手へインタビューをし、参加者全員の前で発表した。ファシリテーターが進行役を務め、それぞれの問題について参加者同士による活発な意見交換が行われた。

 見沼区在住の11カ月の子を持つ女性は「知り合いに同講座を勧められて参加した。講師からの一方的な講座を想像していたが、母親同士が意見を出し合うことで、自分では考えつかなかった問題の解決方法に気づくことができた」と話した。

 ファシリテーターの山田和美さんは「子育てをする上で自身が何を大事にしたいのか、自分らしい子育てを見いだすことができれば、世の中に溢(あふ)れる情報に振り回されたとしても原点回帰できる。講座で気づいたことを、ぜひ子育てに役立ててほしい。子育ては支え合いが大切なので、同じ境遇の仲間と出会えるコミュニティーの場にもなれば」と話した。

 同じくファシリテーター中村麻里子さんは「講座の回数が進むにつれ、育児に悩んでいた参加者の表情が明るく変化していくのを見てとれるのがうれしい」と話した。

 4回目は1月27日に行われる。新規の講座は年に2回の開催を予定している。

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