JR大宮駅中央改札(北)構内に2月8日、三州製菓(春日部市)に本店を構える地産地消スイーツ専門店「S-terrasse(エス・テラス)」がオープンした。
1947(昭和22)年創業の同社は、国産米100%、国産丸大豆しょうゆを使った煎餅をメインに、川越のさつま芋と埼玉県の米「彩のかがやき」を使った「おいものバウムクーヘン」や、パスタを揚げたスナック、もんじゃ焼きを煎餅にしたものなど、和洋折衷の新しい商品も出している。
エス・テラスの本店は2014年7月、地元産の新鮮な材料を使ったバウムクーヘンやブッセ、ケーキなどの洋菓子を販売するほかカフェを併設し、春日部の本社工場内にオープン。大宮は2店舗目で埼玉県産の米粉・卵・しょうゆなどを使ったバウムクーヘンやプリンをメインに販売のみ行う。
大宮店オープンと同時に新発売した「こだわり卵のなめらかプリン」(345円)は県内産の「彩たまご」を使い、バニラビーンズは使わず、「卵本来の味を楽しむ品」に仕上げたという。瓶のパッケージイラストには、春日部の絵画教室に通う幼児・小学生が「お菓子の国」をテーマに描いたも9種類の絵をあしらう。
三州総本舗取締役の斉之平一隆さんは「今後、大宮でも地域の子どもから絵を募集したい。プリンを通して地域の人とコミュニケーションがとれれば」と話す。
彩たまごと県産米「彩のかがやき」の米粉を使った「エス・テラスバウム」はプレーンとしょうゆ味の2種。しょうゆ味は、児玉郡神川町のヤマキ醸造のしょうゆを使っている。「米粉を使うことで、しっとりとした食感になっている」と話す。価格は、プレーン1箱1,296円、しょうゆ味=同1,188円。
大宮店限定商品として、「ショコラプリン」(378円)、生チョコレートの生みの親小林正和シェフ監修の「和三盆の生チョコレート」、もち米のクランチチョコレート(1,026円~)、お米のトリュフチョコレートをホワイトデーまで販売する。
斉之平さんは「地元の人には埼玉の魅力を再認識してもらい、立ち寄った県外の方の土産や帰省土産にしてもらい、埼玉の魅力を全国に発信できたら」と話す。
営業時間は10時~22時。フェイスブックページへの「いいね」で「こだわり卵のプリン」を100円引きで販売している(1人1個まで)。3月末まで。