さいたま市中央区を拠点にするインターネットラジオ「radio与野」で4月30日、「さいたま市長選挙前緊急特番、果たして市長は誰がなるんだ@さいたま!」が放送され、清水勇人市長、さいたま市長選挙候補者の前島英男さんらが出演した。
radio与野局長・拓さんとディレクター・亮章さん(関連画像)
4月13日に開局し、3つのレギュラー番組を放送している同局。同特番は、木曜18時から放送の「旅商人拓の拓!切り拓(ひら)く!」のパーソナリティーで局長も務める旅商人拓さんが企画。5月21日に投票が行われるさいたま市長選挙の候補者を呼び、「過去にどんなことを行ってきたか」「マニフェストについて」「これからどんなことを行っていきたいか」などを各候補に質問したほか、市民目線の素朴な疑問も投げ掛けた。さいたま市義の久保みきさん、そえのふみ子さんらもゲスト出演した。
拓さんは、さいたま市中央区出身在住で、家業の木材店でとび職、土木業など経験後、飲食店経営、コーヒーの移動販売車で寝泊まりしながら日本各地を回るなどを経て、現在は中央区鈴谷でイベント「路地裏ガレージマーケット」と、同所でフィットネス講座などさまざまなセミナーを行う「路地裏大学」を運営する。今回の各候補者出演は、同マーケットに来場した地元議員や、地域活動をする中で知り合った人とのつながりで実現したという。
以前は政治に全く興味がなかったという拓さん。コーヒーの移動販売で日本一周をしながら、地域活動の大事さと、政治との関係を実感したという。「地域を盛り上げたい、良くして行きたいと思うなら、政治にきちんと向き合うことが大事だと気が付いた」と話す。
「同年代の知人友人には以前の僕と同じように、政治に無関心な人が多い。同年代だけでなく、他の年代の投票率もあまりよくはない。何とか投票率を少しでも上げたい」と、参議院選挙直前の昨年7月に、政治のことを分かりやすく説明するセミナーも行った。
「自分はコーヒー屋として、お客さんには当然いつもおいしいコーヒーを入れるようにしている。でももし、来てくれたお客さんがコーヒーに詳しくて、今日の炒(い)りは最高だったとか、今度はこういうコーヒーが飲みたいとリクエストしてくれたら、張り切ってもっとおいしいものを入れようと思う。政治も同じで、市民が政治について知って、いろいろと意見を言えば、政治家の人も今よりももっと張り切って活動してくれるのではないか」と熱く語る。
5月14日には中森福代候補者が出演する。放送時間は13時5分~。