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大宮で「サッカーボールを磨く」イベント-ブラジルの子どもにサッカーボールを

子どもたちとサッカーボールを磨く大宮アルディージャの冨山選手

子どもたちとサッカーボールを磨く大宮アルディージャの冨山選手

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 大宮ロータリークラブと大宮アルディージャが3月31日、貧困の中で生活するブラジルの子どもたちにクラブで使ったボールを送る「エコ・ボールプロジェクト」として、ボールを磨くイベントを開いた。

磨かれたボール

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 開催は今年で5回目。2008年に大宮アルディージャのスタッフがブラジル・サンパウロ郊外の貧困地区を訪れたことがきっかけ。「同地区では、ボールを買うことができない子どもたちが30人で一つのボールを使っていた。それでもプロサッカー選手を目指して、真剣に、楽しんでボールを追いかけていた」

 帰国後、大宮アルディージャの担当者と大宮ロータリークラブで何か支援ができないかと検討した結果、2009年から始まったのが「エコ・ボールプロジェクト」。大宮アルディージャでその年に使ったボールを、子どもたちときれいに磨き、ブラジルの子どもたちに送っている。

 今年のボール磨きには、震災の復興支援で交流のある釜石市の子どもたちも招待し、総勢80人と前日の試合にも出場した高橋、今井、富山の3選手と塚本アンバサダーが参加した。

 大宮アルディージャの新クラブハウス「オレンジキューブ」に集まった子どもたちは、説明のスライドを見た後、早速ボールを磨いた。この日は寒さのため室内での作業となったが、シーズンを通して使われたボール40個を、選手と一緒に一生懸命に磨いた。

 参加した子どもの一人は「ブラジルの子どもたちに、ピカピカにしたボールで、たくさんサッカーをしてもらいたい」と話していた。

 磨かれたボール40個は、ビブスとマーカーコーンと共に、サンパウロのロータリークラブを通して子どもたちに送られる予定。

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