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さいたまに国産チョウザメと自家製キャビアのイタリア料理店 県内産野菜も

自家製キャビアを使ったメニュー

自家製キャビアを使ったメニュー

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 大宮駅西口に7月6日、国産チョウザメと自家製キャビアをテーマにしたイタリアンレストラン「Trattoria STORIONE(トラットリア ストリオーネ)」(大宮区桜木町1)がオープンした。

客席から見えるキッチンで料理するシェフ達(関連画像)

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 都内のイタリア料理の名店に勤務、キャビア専門店「ベルーガ」でのシェフとしての経験や、イタリア各地での修業経験を持つシェフの舘野毅さんは、桶川出身。地元埼玉に自分の店を開いた。

 チョウザメは、民間企業としては日本で初めて同魚の養殖に成功したフジキン(本社=大阪)のもの。茨城にある養殖場から生魚を仕入れ、店内でさばき、取り出した卵をオリジナルのブレンド塩に漬けて自家製キャビアを作る。舘野さんは「キャビアは熟成度合いによって風味が変わる。自家製なので料理にあった熟成度合いのものを使うことができる」と話す。

 チョウザメの魚肉は「エンペラーフィッシュ」「ロイヤルフィッシュ」と呼ばれ、皇帝や王様に献上されたほどの高級食材。舘野さんは「チョウザメの魚肉は良質なたんぱく質やコラーゲンが多く含まれている。淡泊で弾力ある食感の特性を生かしたメニューをそろえている」と話す。

 野菜は、市内岩槻区などで生産されている「さいたまヨーロッパ野菜研究会」や、西区の「榎本農園」のトマトなど県内産を多く使う。

 舘野さんは「チョウザメとキャビアの魅力を埼玉から全国に広めていきたい。高級素材を使った本格イタリアンを気軽に楽しんでいただけるメニューとして提供するので、多くの方に来ていただけたら」と呼び掛ける。

 メニューは、ランチのパスタコースが1,296円など。ディナーはコース料理が3,780円、5,400円、6,480円のほか、アラカルトも多数そろえる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~24時。

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