5人組音楽グループ「TRF」のメンバーのSAM(サム)さんが、母校のさいたま市立太田小学校(さいたま市岩槻区仲町1)で開かれた「SAMさんのダレデモダンス教室」で講師を担当し、児童にダンスを指導した。
開校50周年を記念して開かれた同ダンス教室。前半と後半の2回に分け、約600人の全校児童が、体育館のステージで踊るSAMさんに倣いながらダンスの練習を行った。以前から給食の時間にDVDを流し練習をしてきたというダンスは、来年2月に予定されている「太田小学校開校50周年記念式典」で児童たちが披露するという。
児童が踊るダンスは「ダレデモダンス」というSAMさんが考案したダンスプログラム。誰でも無理なく踊れるダンスをコンセプトに、SAMさんをはじめとする認定インストラクターが全国でワークショップを行っている。
会場には同校マスコットキャラクターの太田ん君も駆け付け、児童らと一緒にリズムを取った。SAMさんも体育館全体を見渡しながら積極的に声を掛け指導に当たり、会場は子どもたちの笑顔に包まれた。
SAMさんは「母校の子どもたちのパワフルさに驚いた。最近は子どもが体を動かす機会が減ってきているが、ダンスを通して元気な体を作ってほしい。岩槻市では毎月ダレデモダンスのワークショップを開いているが、全国にダレデモダンスの場を普及させていくことで、地域の人の交流の場を広げていきたい」と話す。
ダンス教室に参加した3年生の岩崎莉空さんは「SAMさんと一緒にダンスができてたのしかった。SAMさんはダンスが上手で、かっこよかった」と笑顔でダンス教室を振り返った。