大宮区の大宮高島屋(さいたま市大宮区大門町1、TEL 048-643-1111)で4月18日~24日、ロボット体験と販売会が催され、13種類のロボットが並び、多くの買い物客が立ち寄った。
高島屋新宿店が2017年10月から、百貨店で初めてロボット専門ショップ「ロボティクススタジオ」を常設化し話題になったことから、「新宿店で人気の高いロボットを集め、大宮の地域のお客様にご覧いただきたく、期間限定でイベントを開催した」と販売部次長でシニアマネジャー兼ストアバイヤーの三田哲矢さんは説明する。
展示したロボットは会話や見守り機能中心のものが多く、英会話が練習できるものも。価格は5万8,000円から30万円を超えるものまで。プログラミングが学べるロボットは2種類で、価格が1万5,120円と2万1,600円。両方を孫に買って帰ったシニアもいたという。
一番人気は会話を楽しみ、離れて暮らす親や留守番をする子どもの見守り機能のあるロボットだという。三田さんは「英会話ロボットに興味を持ち、話し掛けているシニアも多かった。話を聞くと半数は孫のためというが、残りの半数は自分のためという。アクティブなシニアが多く予想以上に関心が高いのに驚いた」と話す。
「お客さまがロボットと会話しているときは、通常の買い物のときとは違った笑顔をされるのが印象的でした」と営業企画担当次長の久保田安子さんは話す。ほとんどのロボットがスマートフォンなどでインターネットに接続して使うもので、「子どもと相談すると言ってパンフレットを持ち帰るシニアが多かった」とも。
大宮区の斉藤房子さんは「もしも1人でいたら、いろいろお話しできるし楽しいかな。ペットを飼うと世話が大変だし留守にできないからロボットだといい。金属的で冷たい感じなのかと思っていたけれど、実物を見ると意外とかわいい」と笑顔で話した。